“闇落ち”横浜流星の虚ろな目…… 限界集落・若者の貧困を描いたサスペンス映画「ヴィレッジ」特報が圧倒的世界観
「新聞記者」「余命10年」でメガホンを取った藤井道人監督のオリジナル脚本です。
横浜流星さんが主演を務める映画「ヴィレッジ」の特報が公開。閉ざされた世界で1人苦悩する役柄を演じる横浜さんの虚ろな目と映画の世界観に引き込まれます。
とある日本の集落を舞台に、「環境問題、限界集落に若者の貧困、広がり続ける格差社会と、道を誤ったら這い上がる事が困難な社会構造の歪みといった、現代日本が抱える闇」を描いたという本作。横浜さん演じる主人公「片山優」は、“ある事件”をきっかけに村中からさげすまれ、母親がつくった借金のためにごみ処理施設で不法投棄を強制される日々を送っているというキャラクターです。
また、横浜さん以外の出演者も解禁。優に手を差し伸べる幼馴染の中井美咲役は黒木華さん、村長の大橋修作役は古田新太さん、村長の弟で、“ある事件”をきっかけに村を出た大橋光吉役は中村獅童さんが務めます。ほかにも、一ノ瀬ワタルさんや「HiHi Jets」作間龍斗さん、奥平大兼さんらも出演します。
メガホンを取るのは、第43回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した「新聞記者」や「余命10年」の藤井道人監督。「新聞記者」や「ヤクザと家族 The Family」、「空白」などの話題作を世に贈り出してきたスターサンズの河村光庸プロデューサーの遺作となります。公開は2023年を予定。
出演者コメント一覧
片山 優役 横浜流星さん
【コメント】
京都で1ヶ月オールロケをしたことにより、作品に集中して優として生き、すごく良い環境の中で撮影できました。何度も何度も書き直して、愛のある最高な脚本を作り上げてくれた監督には感謝しています。実際に完成された脚本を見たときに、村社会というものに共感しやすくするために現代社会に置き換えていたり、その中で能や環境問題だったり、その要素が入ることによって今までに見たこともない 挑戦的で考えさせられる人間ドラマになっていると感じ、自分自身も今回この作品で能や環境問題に触れることができ、そして登場人物 の言葉などにとても考えさせられました。能は伝統芸能であり、自分の内面と向き合い自分なりに受け止めるそうです。解釈に正解、不 正解は無くそれぞれの答えが出るものです。今回の作品はまさにそうで、皆さんがどう感じるのか楽しみですし、何か心に感じたことを大事にしてほしいです。監督と出会って7年。お互い切磋琢磨して、少しずつ力をつけて、このタイミングで今回主演を務めさせて頂き、 素晴らしいキャスト、スタッフの皆様と作品作りができ、得るものがたくさんあり、宝物のような時間を過ごせました。お楽しみに!
中井美咲役 黒木華さん
【コメント】
「余命10年」の撮影で初めて藤井監督にお会いしてから、また是非ご一緒したいと願っていたので、こんなにすぐにお声がけいただき、と ても嬉しかったです。初めて脚本を読んだときは、横浜さんが演じる優君の寂しさや孤独感、私が演じた美咲の孤独感に惹かれました が、能という日本の伝統芸能を映画にするということに新しさと面白さも感じました。初共演の横浜さんとも、藤井監督の演出のもとでお 芝居のやり取りをより深くできたと思っているので、このような機会を与えてもらい光栄でした。今までに見たことがない映画になると感 じていますし、自分自身も作品の完成が楽しみです。
大橋修作役 古田新太さん
【コメント】
藤井組は初めてで、最初のシーンで何回(カメラ)回すねんと思ってしまいました。藤井監督はすごく細かく、粘り強くて難しい要求もあっ たのですが、(応えることは)役者として楽しいことでもあるので。共演した横浜くん。あのテンションで、藤井監督のテイクについていける のがすごいなと。いや本当素晴らしい役者でしたね。
大橋光吉役 中村獅童さん
【コメント】
現在もしかしたら見過ごしているかもしれない問題点、そういった裏メッセージをこの作品から自分自身感じるものがあったので、やりがいのある作品だなと思いました。横浜さん、黒木さんとの共演は楽しかったです。黒木さんは何年も前から拝見させていただいていた 女優さんなので非常に楽しみでしたし、流星くん演じた優という人をいとおしくなるというか、彼自身本当そういう魅力があるので楽しかったです。今回は本当に監督に質問することが多かったです。やりがいのある役と同時に難しくもあったので、監督のおっしゃるイメージに近づけるように、素直にやらせていただきました。これだけ能のことが描かれている映画も珍しいと思いますし、現代社会における何かメッセージもありますので、僕自身もこの映画の出来上がりを楽しみにしていますし、この映画が持っているストーリー性というのを素直に受け取っていただけたら嬉しいなと思っています。
大橋 透役 一ノ瀬ワタルさん
【コメント】
実際にこういうダークな村ってあるんじゃないかな?って思うぐらい面白い脚本でしたし、撮影もすごく楽しく過ごせました。横浜さんは空手の世界チャ ンピオンで、僕も格闘技をやっていたことがあるので、アクションシーンの撮影はすごく印象に残っています。横浜さんも現場で「何も遠慮せずに来てく ださい」と全部を受け止めてくれ、すごくやりやすかったです。藤井監督は本当に丁寧な演出をされる方だし、役者の心情に寄り添って一緒に考えてく れる、本当に素敵な監督でした。歴史に残る金字塔を打ち立てるものすごい映画になるんじゃないかなって、今から楽しみです。
筧 龍太役 奥平大兼さん
【コメント】
流星さんとはこの作品のクランクイン前に1度だけお会いしたことはあったんですけど、お芝居を直接見たことがなくて、今回実際にお芝居を一緒にやって、改めてすごい先輩だなと感じました。すごくかっこいいし優しかったし、駄目なとこないじゃんと、これはちょっと惚れちゃうと思いました。藤井監督 は、全て答えを持っていて、すごく心強かったし、だからこそ藤井監督からこういう風にしてみてと言われたら素直に納得できました。自分が疑問に思うようなことが1回もこの現場でなくて、今までにないような感覚でした。先輩の流星さんや沢山の役者さんたちがどういうお芝居をしてるのか、藤井監督 が映画としてどういう風に成り立たせるのかなっていうのは、今までとは違う気になり方をするような現場だったので、この映画がどういう風に出来上がるのか楽しみです。
中井恵一役 作間龍斗さん(HiHi Jets/ジャニーズJr.)
【コメント】
監督がきちんと言葉にして伝えてくださる方だったので、なるべく応えられるよう努力しました。すごい俳優さんたちに囲まれて、すごいスタッフさんたちに囲まれてやってるんだなと、緊張しましたが、ありがたい体験をさせて頂きました。映像とか綺麗すぎて、これ全部繋がっ たらすごいだろうなと思いましたし、すごい作品に出演しているなって思いながら撮影していたので公開が楽しみです。
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