ニュース

「深夜に見たら間違いなく泣く」 見た目と動きが強烈な「ピピ美ロボ」が話題、作者に製作の経緯を聞いた(1/2 ページ)

思ってたより小刻みに動く。

advertisement

 テレビアニメ「ポプテピピック」の登場人物・ピピ美をモチーフにした「ピピ美ロボ」が話題です。実際に見てみると、その動きに圧倒されたという投稿も。夢に出てきそうな強烈なビジュアル……!

ピピ美ロボさん

 動画を投稿したのは、しばたー/Ryosuke Shibata(@1988ryo1015)さん。モノづくり作品の展示イベント「NT富山2022」で見かけた「ピピ美ロボ」の動きに圧倒されたそうで、これを見たお子さんが泣いていたというのです。

 ピピ美ロボの動画を見てみると、青いロングヘアと赤いリボンというピピ美のヘアスタイルは保たれているものの、顔の部分は体を押すとギャーと鳴くチキンで構成。下半身は四つ足になっており、細かく足と身体を振動させながらの横移動を見ると、ちょっとした衝撃が走ります。アニメでもロボ化したことはあったけど、これはまた別の方向性……!

advertisement

 さらに頭を前後に振ったり、ゆっくりお座りをしておててを振ってくれたりします。そうかと思えば、頭を連獅子のように振り回し、細かに震えながら駆け寄ってくることも。最後は4つの足を地面にぺったりと付けて座り、両手両足をバタバタさせて、カタカタと音を鳴らします。

 しばたーさんのコメントにもあるように、予測不可能な動きに圧倒されます。そして、ピピ美ロボから感じる不安のようなものと、反面、ユーモラスな動きに「怖い」なのか「かわいい」なのか、感情が迷子になってしまいます。怖かわいい……!?

 ピピ美ロボを作ったのは、高橋ちゃん(@pokipoki121)さん(※高ははしご高)。大学時代はロボット部に所属し、会社員生活の後、芸人を経て、フリーで活動する日本のロボットクリエイターになったという経歴の持ち主です。

 どうして、ピピ美ロボを作ったのでしょうか? 高橋ちゃんさんにピピ美ロボについてお話を聞いてみました。

――ピピ美をロボにしようと思った理由を教えてください

advertisement

高橋ちゃんさん ロボット自体は10年前に作ったもので、ポプテピピックのアニメ1期に登場した「ボブネミミッミ」というコーナーに出てきた“エイサイハラマスコイ踊り”を見て、ちょっとした工夫で踊りが再現できるのでは、と思い作り始めたものです。

 その際、外見をどうしようかと考えたときに、ポプ子ちゃんは難しくてもピピ美ちゃんならロボットの外観にマッチして作れるのではと思ったのが理由です。

――技術的に難しかった/こだわった点を教えてください

高橋ちゃんさん ロボットの動きに高速でカサカサと移動するものがありますが、その動きを作るのが難しかったです。このロボットはロボ美シリーズの3代目で、初代、2代目と使っているコンピュータとソフトが異なり、以前はできていた高速移動を再現するのに時間がかかりました。

 こだわったところは、おじぎや手を振るなどの動きです。小さな子どもが初めて見たときに大概怖がるのですが、ロボットがあいさつをすると悪い者ではないと理解してくれるようで、あいさつする動きは大事に作りました。それでも怖がる子は怖がってしまいますけどね。

advertisement

 このピピ美ロボの動画を見た人たちからは、「全ての動きが予想外過ぎて面白いです」「深夜に水を飲みに起きて、リビングにこれいたら、間違いなく泣く」「こんな子が毎日出迎えてくれたら日々楽しいのに!ウチに欲しい!」とピピ美ロボの動きに関して、おもしろい、怖いなど、さまざまなコメントが寄せられています。

動画提供:しばたー/Ryosuke Shibata(@1988ryo1015)さん、高橋ちゃん(@pokipoki121)さん

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  5. 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  6. 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  7. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  10. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」