「ハムナプトラ」俳優、270キロ超で別人級の肥満男に セクハラ被害でうつ状態から復帰で「戻ってくるとは思ってもいなかった」と反響
2003年にセクハラ被害に遭っていたことを告白し、それが理由で表舞台から遠ざかっていたことが明らかとなっていました。
映画「ハムナプトラ」シリーズなどで知られる米俳優のブレンダン・フレイザーが主演を務めた映画「The Whale(原題)」の予告編が11月8日に公開。しばらく表舞台から遠ざかっていた彼の姿に「カムバックに値する人がいるとすれば、それは間違いなくブレンダン・フレイザーです」「彼は俳優としてのもっと認められる必要がある」と注目する声が多数寄せられ、230万回再生を超える反響を呼んでいます。
「The Whale(原題)」は、A24と映画「ブラックスワン」などのダーレン・アロノフスキー監督による映画。サミュエル・D・ハンターによる同名舞台劇を基にした物語で、恋人だった男性の死をきっかけに過食に走り、重度の肥満に苦しむ英語教師チャーリーが、長年疎遠になっていた17歳の娘と絆を取り戻そうとする姿が描かれます。
フレイザーは、体重600ポンド(約272キロ)のチャーリー役で同作の主演に抜てき。彼は、「ハムナプトラ」シリーズのリック・オコーネルを演じ、さわやかなイケメン俳優として1990年代から2000年代にかけて活躍しましたが、それ以来、ハリウッドの表舞台から姿を消し、体重増加などが取り沙汰されていました。
そんな中、「#Me Too」の流れを受けた2018年、過去にゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人記者協会(HFPA)の会長からセクハラ行為を受けていたことを告白。それが理由でうつ状態となり、表舞台から退いていたことが明らかとなっていました。
そんなフレイザーが久々の主演を飾った「The Whale」は、8月から9月にかけて開催されたヴェネツィア国際映画祭で上映された後、6分間にもおよぶスタンディングオベーションが送られ話題に。フレイザーが感極まった様子でそれに応える姿もSNSでシェアされ、注目を集めていました。
今回公開された予告では、ファットスーツを着用したフレイザーが登場。特殊メイクも施し、肥満男になりきっています。
コメント欄では、「ブレンダンのパフォーマンスは、私がここ数年見た中で最高のものの1つ」「ブレンダン・フレイザーがスクリーンに戻ってくるのを見ることができてとてもうれしい」「彼が最終的にこの役でオスカーを獲得することを願っています」「ブレンダンがスクリーンに戻ってくるのを見て、どれだけ幸せか言葉にできません。私たちは皆あなたを応援しています!」「戻ってくるとは思ってもいなかった、それが実現して感謝している」など喜びのメッセージが多く寄せられています。
なお、17歳の娘を演じるのは「ストレンジャー・シングス」などのセイディー・シンク。映画は12月9日より米国で公開。日本公開は2023年と伝えられています。
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