急逝したYOSHIの母「魂としてYOSHIを参加させて」　YOSHIKIバンドオーディション、遺族の意向で新ボーカル選び続行へ（1/2 ページ）

　「X　JAPAN」YOSHIKIさん主催のオーディション「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」（Hulu）が11月15日、今後についてボーカルに決定していたYOSHIさん急逝も、遺族の意向でプロジェクトを続行すると発表。YOSHIさんは5日、神奈川県内でバイク事故により19歳で死去しました。

　自身がプロデュースする新バンドのボーカルにYOSHIさんを抜てきしていたYOSHIKIさんは、衝撃と悲しみをSNSに投稿し「彼の才能は飛び抜けていた」とSNSで追悼（関連記事）。また、生前に1コーラスのみ参加した未完成曲を示し「まさか遺作になるなんて」と信じられない気持ちをつづっていました。

　オーディション番組、またバンドの今後については当初「協議中」としていましたが14日に告別式が執り行われたあと、新たにボーカリストオーディションを開催しプロジェクトを続行するとの決定が明らかに。YOSHIさんの母親から、「YOSHIがバンドメンバーと実現を夢見た『世界に通用するバンド』、そして『曲の完成』をYOSHIKIさんと新たなボーカリストと一緒に形にしていただき、そこに魂としてYOSHIを参加させてください」との後押しがあったとしています。

　YOSHIさんは13歳のころにストリート系ハイブランド「Off-White」のデザイナー、ヴァージル・アブロー（2021年逝去）に見いだされ、ファッショニスタとして注目されるように。長じてからは俳優としてもデビューし、今回のプロジェクトでは年内デビューを目指して、国内合宿、さらにはLAでの武者修行も終え、これから本格的なレコーディングに入る直前というタイミングでした。

　YOSHIKIさんをして「ダイヤモンドの原石」と言わしめる逸材の死去に、直後から惜しむ声がSNSを中心に多数寄せられていて、母親は「ずっとこのプロジェクトを応援したい」と述べながら、「YOSHIというアーティストが、この世の中に伝えたかったことを皆さまと共に引き継いでいければ」と取材に応じています。

　なお、新ボーカルオーディションの詳細は後日発表とのことで、SNSには「色々と大変だとは思いますが、、応援してます！」「前へ進むのですね。メンバー3人も応援してます」「継続楽しみです　YOSHIクンので為にも」と前向きな声が寄せられています。

（C）NTV