PayPayアプリ内で「Uber Eats」使うと、他人の住所・注文履歴が閲覧できるバグ発生か　PayPay「事実かどうかは確認中」（1/2 ページ）

　PayPay内のミニアプリで「Uber Eats」を使うと、他のユーザーの個人情報が閲覧できる？ーー。SNS上で11月20日ごろから、同様の報告が上がっています。ねとらぼ編集部がPayPayとUber Japanに問い合わせたところ、技術的な問題が確認されており、事実かどうかは確認中との回答が得られました。

　

　ミニアプリは、PayPayアプリ内でふるさと納税（さとふる）や日用品（Yahoo!ショッピング）など、パートナー企業が提供するサービスの予約や商品の注文、支払いなどが簡単に利用できる機能。Uber Eatsのミニアプリでは、注文や料金の支払いがアプリ内で完結します。

　今回の騒動では、Uber Eatsのミニアプリにログインしたら、他のユーザーの氏名や住所、注文履歴などが閲覧できる状態になっていたとの報告が上がっていました。「利用履歴まで見れちゃうのかなりヤバいんだよな」「他人のアカウントに入ったんだけど…」などの声が寄せられています。すでに11月22日の19時20分ごろから、Uber Eatsのミニアプリでは緊急メンテナンスが実施中です。

　PayPayはねとらぼ編集部の取材に対し、他のユーザーの個人情報が閲覧できるというSNS上の報告について、「投稿は把握しています。Uber Eatsのサービスの提供状況を確認するため、メンテナンスしております。事実かどうかは確認中です」とコメント。具体的にどのような個人情報が流出した可能性があるかと聞くと、「当社としては、事象について確認できていません。Uber Eatsで調査を進めていますが、当社でも並行して調査しています」と明かしています。

　Uber Japanは「PayPayアプリ内でUber Eatsを利用された一部のユーザーのアカウントで技術的な問題が確認されたため、PayPayアプリ内のUber Eatsサービスを一時休止し、現在メンテナンスを実施しております。技術的な問題の詳細について、現在社内で調査を進めております」と述べました。

　Uber Japanは注文する際は、Uber Eatsアプリを利用するように呼びかけ。PayPayは再開のめどについて、「状況を両社で確認しておりますので、問題なくサービスが提供できると判断できた時点で再開したいと考えております」と回答しています。