「イギリスの交通取り締まり」はマジで容赦ない 「えげつない」「ここまで厳しいのか……」日本のドライバーびっくり(1/2 ページ)
ひぇぇ、めっちゃ厳しい……。
英国の交通取り締まりは容赦ない……! 英国・ロンドンの交通ルール事情を紹介した動画に「日本より罠だらけ……」「気が付かないよ」と驚きの声が上がっています。
「2週間で4回の罰金通知がきました」──。投稿者のYKKさんは、ロンドンでの駐車違反とバスレーン走行違反で次々に送られてきた「罰金を納付せよ通知」にびっくり。「どちらも日ごろから気を付けていたけど、う~ん」「ホントに厳しい!」と、ロンドンの交通取り締りの厳しさをあらためて実感したそうです。
ロンドンは街のあらゆるところにカメラが設置され、監視カメラ大国とも言われる都市。交通違反の取り締まりも日本の状況とはかなり違い、「監視カメラの映像・写真」で後日、その証拠とともに罰金納付の通知が容赦なく送られてきます。
「ゴルフ場施設内駐車場での駐車違反」からえげつない……。この施設は「駐車時に事前車両登録が必要」とするルールを設けていますが、YKKさんは初めて行った施設であり、ゴルフ場施設利用の予約はしていてゴルフ場を利用するのだからとクルマを停めたら、監視カメラで記録され、“登録していない車両が違法に駐車していた”とみなされ……「駐車違反となりました」。さらに、違反通知は後日来るので「後日同じゴルフ場を利用して、知らずのまま再び違反。罰金通知は2枚。2回とも監視カメラでしっかり記録されていました」。ひぇぇ、一般施設でこれは厳しすぎる……。
初見ではルールが分かりにくく、今回の例ではない、そもそも施設での身勝手な駐車放置などはもちろんしてはなりません(日本でもSAなどに放置する「相乗り駐車問題」は大きな課題です)。しかしロンドンでは、「公道ではない、一般施設の駐車場」も交通違反の取り締まり対象になることにびっくりです。罰金は1回100ポンド(約1万5000円 公開当時のレート、以下同)でした。
次には「駐車料金の支払い後に、スマホに届くメッセージに返信するのを忘れてしまい駐車違反」です。駐車し、所定の電話手続きでのクレカ決済で料金を支払い。これでOKと思っていたら……後日違反通知が届きました。なぜだー? 実は、支払い手続き後、自分の電話に届くSMSへ30分以内に停める車両番号を「返信」する必要もあり、これで「手続き完了」となるのでした。
カードでの支払い証跡があると主張しても「手続きは完了していないので、違反は違反だ」と覆らず。厳しいな……。「痛い勉強代として、今後は引っかからないように気を付けます」。
最後は「これはヤラシイ……」とYKKさんいう、「バスレーン走行の違反」です。道路がバスレーンになって、一般車通行禁止になるところがあります。ここへ一般車で進入・通過してしまうと違反ですが、多くは事前の標識、バスレーンには他と違う目立つ色にして「BUS LANE」と書かれるなど、ある程度視認しやすくなっています。また、多くの人も道路通行時は気を付けるべしと意識している項目です。しかし初見で通ったこの道は違いました。
この道はオックスフォード街中のよくある片側1車線の道路。そのまま通っている1車線の道が、いきなり一般車通行不可(日中)のレーンになるようです。YKKさんも「きれいな街並みだなと思って通ったのは覚えているけれど、後日罰金通知が届てびっくり。ホントに思い当たるフシがなかった」というように、違反していることさえまったく気が付きませんでした。
「こんなところあった?」とあらためてGoogle Mapsで確認してみると……バスレーンの「直前」にちっちゃな標識で、確かに「日中7時30分~18時30分まで、バス、タクシーと許可車以外の一般車は通行禁止」とありました。「これは、初見で直前では気付かんよ……」。しっかりと違反の証拠写真とともに、罰金60ポンド(9000円)を支払いました。
ロンドン市内へ入るときに税金がかかる「市内渋滞税」など、英国・ロンドンの交通社会はとても厳しくて、日本のドライバーからすると「うそ~信じられない……」ことだらけでホント厳しい……。「イギリスは監視カメラがいっぱい。思わぬ違反に気を付けてくださいね」。
動画には「イギリス生活は辛いね」「イギリスが交通ルール厳しいの知らなかったです」「恐ろしい!」などのコメントが多く寄せられていました。ロンドンへ行くときは「ちゃんと守ろう、交通ルール厳しいよ」の意識もどうかお忘れなく。
(カナブンさん)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.