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メダカの水槽に“外宇宙”を作った観察日記が興味深い 数日ごとに新世界へ移住していく姿に「メダカも社会性の生き物」(1/2 ページ)
まさに神視点。
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メダカの水槽に“外宇宙”を作った実験が、とても興味深い観察記録となっています。もしかすると私たちもこんな風に神の実験に付き合わされているのかも……と想像が膨らむ。
この実験を行っているのは、木彫り作家のかわさきせいじさん(@uko3000)。もともと飼っていたメダカの水槽と新しい水槽を、透明の塩ビ管で作った空中回廊でつなぎ合わせて観察しています。
作った当初、メダカたちはパイプの中に入っても外の水位より上には行こうとせず、2つの水槽の水を循環させるなどしても新しい水槽へ移動するメダカは現れませんでした。なかなか変化が訪れないため1匹の小さいメダカを新しい水槽へ移動させてみたものの、元の水槽へ帰ろうとガラス壁に向かって直進を繰り返してしまいます。
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そこでもう1匹大人のメダカを移動させてみると、少し落ち着きを取り戻した様子。さらに、同じ水槽で飼っていた小エビが、自力で新しい水槽へ到達しました。これを機に、日に日に外宇宙へ到達するメダカたちが続出。2022年の12月27日から始まった実験ですが、現在は新しい水槽の方がメダカたちに人気となっているそうです。
かわさきさんは2022年に書籍「川崎誠二のちいさな木彫り」を発売。また、かわさきさんの木彫り作品を原型にしたカプセルトイ「川崎誠二の木彫りの動物たち2」も販売中です。
画像提供:かわさきせいじさん(@uko3000)
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