美容室が苦手なフランス人母を、日本式の美容室に連れて行った結果…… 美しく変身し感動する姿に「こちらまで幸せになりました」の声(1/2 ページ)
美容室の文化も国によって違うんだなぁ。
過去のトラウマから、美容室に行かなくなったフランス人の母。見かねた娘夫妻が、パリに住む日本人の美容師にヘアカットを任せてみたら……。両国の文化が分かる動画がYouTubeに投稿され、「こちらまで幸せになりました」など大きな反響を呼んでいます。動画は記事作成時点で230万回再生を突破、4万9000件の“いいね”が寄せられました。
動画は、フランス人の妻・アマンディーヌさんと日本人の夫・ゲントクさんが夫婦で運営するYouTubeチャンネル「ボンソワールTV BonSoirTV」に投稿されたもの。フランスと日本の文化の違いや、外国から見た日本の良さを発信しています。
今回の動画は、アマンディーヌさんのお母さんをパリでお店を営む日本人美容師のところへ連れて行くというサプライズ企画。
髪の毛が細くて少ないことがコンプレックスだというお母さんは、フランスの美容室で何度も施術を失敗されてしまった経験があり、5年前から美容室に行くのをやめてしまいました。
しかし、自分で髪の毛を切るのはなかなか大変。そんな母のために、アマンディーヌさん夫妻は「日本の美容室の世界をお母さんに紹介したい」と今回のサプライズ企画を考えました。はたして、お母さんはどんな反応を示すのでしょうか?
娘のサプライズ企画に感涙
サプライズ当日。どこへ行くのか聞かされていないお母さんは、アマンディーヌさんと楽しそうに会話をしながらパリの街を歩いていました。髪の毛をアップにして黒い帽子をかぶり、水色のスカーフを巻いたお母さんはとてもおしゃれです。
美容室に着き、お店の前でアマンディーヌさんがこの日の企画について伝えると、お母さんは驚くと同時に、娘夫妻の思いやりに感激して思わず泣き出してしまいました。
日本のサービスと技術に感動
さっそく美容室に入ると、日本人の美容師・タクヤさんが2人を出迎えます。施術は根元の白髪染めから始まり、お母さんは日本の美容室ならではのサービスに何度も感動。
フランスでは1人の美容師がお客さんを担当するのに対し、日本ではアシスタントがついて2人で担当すること。耳に髪染めがつかないようにキャップをつけること。シャンプーのときにひざ掛け用の毛布をかけること。日本人にとっては当たり前のことが、フランスでは“素晴らしいサービス”として受け取られるようです。
また、お母さんはタクヤさんの技術にも感動します。白髪染めできれいに染まった髪の毛を見て「こんなきれいな色は初めて!」とびっくり。さらに、スチームトリートメントをすることで、パサつきのあった髪の毛がツヤのあるサラサラの髪の毛になりました。
仕上げに、タクヤさんがカットで前髪をつくると「髪が少ないのに前髪が豊富に見える!」と驚いた様子です。サラサラになった髪の毛を何度も触る様子からも、お母さんの喜びが伝わってきます。
施術後、美しいヘアスタイルに大変身!
最後に、タクヤさんはヘアアイロンを使って髪の毛をセット。カールが入った美しいヘアスタイルが完成しました。全体にふんわりとボリュームを出したミディアムヘアスタイルは、これまで以上にお母さんを若々しくすてきな印象にしています。
お母さんは、タクヤさんとアマンディーヌさん夫妻に何度も感謝の言葉を伝えます。サプライズ企画は大成功のようですね!
動画を見た人からは、「こちらまで幸せになりました」「お母さんが素直に喜ばれる姿に嬉しくなりました」という感動の声や、「日本人なので、当たり前の事と思っていることが、すごい事なんだとわかりました」といった声が。
また、「ママの言動、表情全てが可愛すぎる」「お母さん、苦手で嫌なことなのに、はじめに感謝できるなんて……ほんとうにすばらしい人柄です」など、お母さんのキャラクターにひかれたという声も多数見られました。
YouTubeチャンネル「ボンソワールTV BonSoirTV」では、この他にも国際結婚をした2人ならではの動画を多数公開しています。
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