サイン偽造販売容疑で逮捕のぱんちゃん璃奈、“お金がない”報道に釈明　「100％もうかる」と投資に誘われ1500万円超の詐欺被害に（1/2 ページ）

　キックボクサーのぱんちゃん璃奈さんが1月23日、自身のYouTubeチャンネルを更新。サインを偽造して販売した容疑で逮捕されていたことについて、「夢を与える立場でありながら、本当に許されないことをしてしまいました」「もう2度と今回のようなことはいたしません」と謝罪しました。

　報道によると、ぱんちゃん璃奈さんは2022年12月、格闘家の那須川天心さんと武尊さんの試合「THE MATCH」のポスターに自身で偽サインを書いてネットオークションで販売したとして、詐欺容疑で逮捕。9万9000円をだましとったとされています。なお、逮捕された翌日には釈放されたそうです。

　ぱんちゃん璃奈さんは動画内で、被害者と面会して謝罪したことを明らかに。「このようなことをしてしまったにもかかわらず、ほんとに寛大な心でお許しをいただきました。ありがとうございます」と話しました。

　今回の逮捕をめぐるニュースには、「事実でないこともたくさんあります」と話した上で、“お金がない”という報道については、「色んなお仕事もあり、お金はたくさんいただいてました。十分に練習に専念できる環境にありました」と釈明。

　2021年3月に知人から投資の誘いを受け、最初は断ったものの「絶対大丈夫。100％もうかる」と言われ、「初めての投資だったこともあり、知識もなく、よく分からないまま300万円以上入金してしまいました」と明らかにしました。

　1週間後、入金したWebサイトはなくなってしまい、お金がもどってこない事態に。新たに紹介されたWebサイトに数百万円を送金しましたが、そのサイトも返ってこないまま閉じてしまったそうです。詐欺と気付いた時点でやめておけばよかったと今では考えるものの「ただ損失を取り戻したい」という思いで引けなくなってしまい、同年6月に損失は1500万円以上となりました。

　さらに、その時期に大けがで「1年以上リングに立てない」と言われたことが重なり、「善悪の判断が付かない状態になってしまい、その時の心境は、ただただ理解しがたい軽率な考えでした」と吐露しました。

　とはいえ、自身の詐欺被害が事件を起こしても良いという理由にはならず、投資に誘った知人のせいでもないとしたうえで、「あり得ない投資話を信じてしまった自分の知識のなさと心の弱さ」が背景にあると説明。「全く関係のない格闘技のファンからお金をだましとったことについて、ほんとに深く反省しております」と自責の念を明らかにしました。

　今後の活動については、「今の時点では未定ですが、また何か決まりましたら、皆さんにご報告させていただきます」としています。

　芸能人の投資詐欺被害をめぐっては、お笑いコンビ「TKO」の木本武宏さんが動画公開日と同じ1月23日に会見を行い、FXトレードと不動産投資による被害に遭った経緯を明らかにしていました。

　独立行政法人「国民生活センター」は、投資をめぐる詐欺として「『未公開株』や『社債』の他、『外国の通貨』『事業への投資話』など詐欺的な投資勧誘をめぐる消費者トラブルが、高齢者を中心に依然として多く発生しています」「無登録の海外事業者による詐欺的な投資勧誘のほか、若年者に対する詐欺的な投資勧誘、暗号資産に関する詐欺的な投資勧誘によるトラブルも目立ってきています」と警告しています。