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ギャラ交渉メールの代筆をAIに依頼→たたき台に十分な原稿が完成 「面倒ごとはもうAIに任せてもいいのでは」と話題(1/2 ページ)

星新一「肩の上の秘書」が現実へ?

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 イラストレーターが苦手なギャラ交渉をAIに代わってもらおうと、ChatGPTにメールの代筆を頼む実験が興味深いです。十分参考になる例文出てきた……!

「ギャラ上げて」とやんわり伝える文章をAIに考えてもらったら……?
少し手直しすれば使えそうな文が出てきた……!

 主に料理や食材など、食に関するイラストを手掛ける松野美穂(@matsunom)さんによる実験。依頼主の提示した原稿料が期待よりも安かったケースを想定し、やんわりと賃上げを要求するための文例を提案してくれるよう、AIにお願いしました。

 AIが出力した回答は、「お客様からいただいた提示のギャランティが、私が期待していたものより低く、イラスト製作費をより適正なレベルに調整させていただきたい」「提供するイラストは高品質であることを保証いたします。そのため適切なイラスト製作費を頂戴することが、今後の仕事を円滑に進めるために不可欠であると考えています」など。主張すべきことははっきりと記しつつ、「お客様との誠実なコミュニケーションを大切にしておりますので、この件に関してお客様の意見をお聞きしたうえで、適切な解決策を見つけたいと思っています」と、軟着陸させようとしています。

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 「敬具」など書簡文のルールを誤っていたり、ところどころこなれていない箇所もあったりと、さすがにこのまま使えるとまではいきませんが、たたき台にするには十分なクオリティー。松野さんは試行錯誤を繰り返しながら、「文例があると精神的な負荷が軽減される」「チャットAIは『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の自動手記人形にほぼ近いのでは?」と楽しんでいる様子です。

 この実験結果には、「言うべきところは簡潔にストレートに言いつつフォローがある」「言いにくいことを適切に丁寧に伝えるビジネストークとかワケわからんクレーム対応とかもうAIでいいんじゃないの」と話題に。「そのうち依頼側もギャラの値下げをAIに交渉させるのでは」「いずれ交渉ごとはAI同士で」「星新一(の『肩の上の秘書』)で見た」などと、想像が広がっています。

画像提供:松野美穂(@matsunom)さん

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