うわさは「本当だったんだ」 田村淳、ジャニー喜多川氏の性加害報道に指摘 “報じないメディア”巡る声には「論点がズレている」(1/2 ページ)
元ジャニーズJr.の岡本カウアンさんの訴えがNHKに報道されていました。
お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんが4月13日、YouTube「田村淳のアーシーch」でライブ配信を実施。元ジャニーズJr.の岡本カウアンさんがジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の性加害を訴えた件に触れ、「今後こんなことが起きないでほしいって強く願います」と自身の意見を述べました。
ライブ配信でしばしば時事ネタに触れている田村さん。15歳のころから性被害を受けていたとする岡本さんの訴えに触れ、「(自分が所属している)吉本に相談すると『しない方がいいんじゃない』っていわれるのも嫌なんで相談もなしに僕はしゃべりますね」と前置き。
以前から喜多川氏の性加害についてうわさ話を耳にしたことがあったそうで、今回の報道には「『それって本当だったんだ』という感じです」と驚くことはなく冷静に語りました。
田村さんは「許されることじゃない」「まだ右も左も分からない少年に対してそういう行為で手なづけるって形でスターへの道を約束する……こんな方法はあっちゃいけないと思うし、今後こんなことが起きないでほしいって僕は強く願います」と神妙な表情でコメント。
一方で、性加害について報じない一部のメディアについては「報じるべきだとは思います」と何度も強調しつつも、大勢の興味の矛先がもっぱらそこに向けられている現状を巡っては「論点がズレている」「問題の本質に怒らなければいけない」と主張しました。
喜多川氏の性加害については、元アイドルグループ「フォーリーブス」の北公次さん(2012年逝去)が1988年に出版した『光GENJIへ』(データハウス)などの複数著書で取り沙汰され、その後も一部媒体がたびたび報道。
2019年7月に喜多川氏が亡くなった後、岡本さんは一部のYouTube動画に出演して喜多川さんから受けたとされる性加害を訴えており、英BBCも平行して複数の元ジャニーズメンバーへ取材を行ったドキュメンタリー番組を放送。2023年3月からはYouTubeでも番組の一部を配信しています。
また岡本さんは4月12日に東京都内の日本外国特派員協会で記者会見を実施。性加害を受けたとする時期やその詳細について語っており、NHKのディレクターからの質問に対して、もしジャニーズ入所前に大手メディアが喜多川氏の性加害について報じていたら、「たぶん(入所することは)なかったのじゃないかと思います」と語っていました。
なお、岡本さんの会見については新聞各紙やNHKなどが報じているものの、民放各局は“沈黙”しているとして批判の声が高まっています。
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