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絶滅寸前だった幻の猫「ヴァン猫」と触れ合ってきた! 真っ白な毛並みとオッドアイの美しさにうっとり(2/3 ページ)

トルコ在住ライターがレポートします。

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 私たちがヴァン猫ハウスを訪れた際には、約50匹のヴァン猫たちが仲良く遊んでいました。子猫から成猫たちが一緒に暮らしており、多くのヴァン猫はとてもフレンドリーで警戒心なく触らせてくれました。真っ白な体は毛並みがとても柔らかく、シルクの様にツヤツヤ! 毛の長さは短毛から長毛までさまざまで、冬場に体を温めるためか、太い毛が印象的です。

ヴァン猫たちといよいよご対面です ※画像は筆者撮影
宝石のようなオッドアイ ※画像は筆者撮影
抱っこも平気な子も ※画像は筆者撮影

 なかには触られるのを嫌がるヴァン猫もいて、スタッフから「引っかかれないように気を付けてください」との注意もありましたが、私たちが出会ったヴァン猫の多くは触ると気持ちよさそうにしていてとてもかわいかったです。

 真っ白な体とオッドアイが特徴的なヴァン猫ですが、耳やしっぽに白ではないスポット(模様)があるヴァン猫も。更に体の一部が黒い毛の子もいました。オッドアイが特徴だといわれているヴァン猫ですが、両目ともにアンバー色、または両目ともに青色の目を持つ個体も。スタッフの話によると、実はオッドアイのヴァン猫が生まれる確率はレアだといわれているとのこと。ヴァン猫にはいろいろな見た目の種類があるそうです。

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黒白猫のヴァン猫もいました ※画像は筆者撮影
かわいいです ※画像は筆者撮影

 ちなみに、生まれたばかりのヴァン猫の目の色はグレーなのだとか。そして生後40日ごろには目の色が決定するとのこと。ヴァン猫は他の猫のようにハンティングが大好きで、犬のように飼い主に懐く傾向があるそうです。

 また、ヴァン猫は成長するのが遅いともいわれており、成猫になるまで平均3年~5年掛かるといわれています。トルコの別種猫「ターキッシュアンゴラ」と見た目はにていますが、体の大きさや性格は異なるそうです。

 トルコ国内の住民は、諸条件を満たせばヴァン猫を購入又は譲り受けることができます。絶滅危惧種のため、ヴァン猫を国外に持ち出すことは原則できませんが、諸条件を満たし特別な許可があれば国外に連れ出すこともできるのだそうです。

なでられて気持ちよさそう ※画像は筆者撮影
ぺろぺろ ※画像は筆者撮影

 ヴァン猫たちはそれぞれにIDが付けられており、研究所によって管理されています。このIDは今後のヴァン猫研究にいかす目的として発行されており、里親の元での成長過程など、ヴァン猫についてのさまざまな情報が集められています。

フワフワ ※画像は筆者撮影
肩に乗ってくれる子も ※画像は筆者撮影
毛が短めのヴァン猫 ※画像は筆者撮影

 トルコが誇る超貴重猫、ヴァン猫を実際に見て触ることができたのは、私たち家族にとって思い出深い出来事となりました! 野良猫・犬たちに優しい国として有名なトルコですが(関連記事)、絶滅危惧種であるヴァン猫の繁殖にも積極的に取り組んでおり、国全体で猫や犬たちとの共存を目指しているのだと感じました。人間と動物がうまく共存できるように環境作りをしている政府、コミュニティー、そして住民の協力と姿勢に、われわれ日本人も学ぶところがあるのではないでしょうか。

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