日本とアメリカの卒業式は何が違うの? 94万再生突破の“米国人パパが息子の卒業式で受けた衝撃”に反響(1/2 ページ)
国によって全然違うんだなぁ。
アメリカ人のパパが、初めて日本の卒業式に参加した日の感想を語る動画がYouTubeで話題になっています。再生回数は記事執筆時点で94万を超え、文化の違いに多くの注目が集まりました。
投稿者は、YouTubeチャンネル「Paradi Show」を運営する、ゆうこさん。アメリカ人の夫・ビルさんと、息子の海くん、向陽くん、らいあんくんとの日常を公開しています。
長いアメリカ生活を経て、日本の高校に進学することを決めた長男の海くん。昨秋アメリカでの中学校過程終了式を終えた後は、高校受験に向けて日本の中学校で過ごしていました。そして3月になり、日本でも卒業式の日を迎えます。
アメリカで暮らしていたビルさんと向陽くんも、海くんの卒業式のために来日。ビルさんは日本の卒業式に出席するのが人生で初めてのことで、雰囲気の違いに少々緊張気味なようです。
そして、いよいよ始まった卒業式。海くんは堂々と卒業証書を受け取り、その後の整列や合唱をしっかりとこなしていました。アメリカから日本にやって来て、慣れない環境の中で成長した息子の姿に、ゆうこさんは「おめでとう」と心の中で叫んだといいます。
卒業式を終えて帰宅したゆうこさんは、アメリカと日本の卒業式の違いや感想をビルさんに尋ねてみました。
ビルさんがまず挙げたのは、保護者の服装の違いでした。アメリカの卒業式ではトレーナーのジーンズなど普段着で出席している人が多い中、日本人の保護者の多くはスーツでかっちりとした服を用意していることに驚いたようです。
また、アメリカでは卒業生の子どもたちも、ワンピースやスカーフ、モヒカンなど、自由な格好をしているのだとか。個性が出ていて面白いですね!
続いて、卒業証書授与の場面について語るビルさん。アメリカでは次々に生徒の名前を呼んで駆け足で進める一方、日本は一人一人の名前をゆっくりと呼び、授与の動作もきちんと決められています。ビルさんは「まるで軍人のようだった」と驚き「子どもたちに礼儀を教えられるね」と感心したそうです。
また、卒業証書授与、スピーチ、合唱と順序よく進む日本の卒業式を絶賛。「日本に来たことがない人は、かなりの感動を受けると思う」 と、笑顔でコメントしていました。
最後に「一番感動した場面って何?」と尋ねるゆうこさん。ビルさんは、海くんが卒業証書を受け取ったときに誇りに思えたこと、卒業式を終えて外で友達たちと嬉しそうにしている姿に感動したことを伝えました。ビルさんと同じ思いを抱いていたゆうこさんは、改めて無事に中学校の卒業式を迎えられた海くんへ、お祝いの言葉を贈るのでした。
動画には「アメリカの卒業式、日本と全然違くて面白いですね」と違いを興味深く感じたという声や、「アメリカの卒業式を知らないので日本の卒業式がそんな風に思ってもらえるなんてこちらが感動しました」「アメリカの学校生活を今まで知る機会はなかったので、日本を再認識させてもらえて有り難く感じています」「ダダはアメリカで育ったのに、日本の良いところを率直に感じて誉めてくれているところ、なんか嬉しいです」といった反響が寄せられています。
ゆうこさんは、Instagramアカウント(@paradishow5)でも5人家族の日常の様子を公開中です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.