屋台の「こいのぼり」が引きちぎられる事件 防犯カメラの映像で批判の声 2人が謝罪で被害届取り下げ(1/2 ページ)
事件発覚時の状況などについて取材しました。
北海道の飲食店街にあるこいのぼりが引きちぎられた事件で、関わった2人が飲食店街を運営する「北の起業広場協同組合」に謝罪していたことが分かりました。ねとらぼ編集部では、同組合に事件発覚時の状況などについて取材しました。
事件が発生したのは5月2日の5時過ぎ、北海道・帯広にある飲食店街「北の屋台」。防犯カメラには男女11人の集団が通りすがり、そのうち2人がこいのぼりを引きちぎる様子が映されていました。加えて、こいのぼりが振り回される様子も収められています。
北の起業広場協同組合は本件について警察に相談。帯広警察署の担当者が現場を確認し、現場検証のうえ、5月5日には被害届を提出して受理されました。また、同日には北の起業広場協同組合の提供のもと、事件発生時の映像がHBC北海道放送など現地メディアに報じられ、SNS上でも関わった人物らに批判の声が広がっていました。
ねとらぼ編集部が北の起業広場協同組合に取材したところ、報道があった5月5日の夜、関わった2人が名乗りを上げ、同組合に非公式に謝罪。5月8日には2人とその保護者が警察署を訪れ、同組合に正式に謝罪したということです。同組合は謝罪を受け入れ、すでに被害届を取り下げています。
「防犯カメラの映像を見て気づいた」
事件に気づいた際の状況について、北の起業広場協同組合の松下博典専務理事は「5月2日の夕刻、屋台の混雑状況の確認のため防犯カメラの映像を見たところ、中央広場のこいのぼり1つがなくなっているのを見つけました。別のカメラの映像ではさらに入り口付近のものもなくなっていました。時間をさかのぼって5月2日5時過ぎに犯行がなされているのを確認しました。非常に腹立たしく、悲しい気持ちになりました」とコメント。
また、5月8日に受けた正式な謝罪については、「犯行時に一緒にいた他のメンバーの全員でなくても何人かは来ることを期待していましたが、それはかないませんでした。そこは残念に思っています」としつつも、「本人達と同席した保護者からはきちんとした謝罪の言葉をいただきました。当初から謝罪してもらえれば被害届は取り下げる意向でした」と明かしています。
松下専務理事によると、こいのぼりは2014年から毎年ゴールデンウィーク中に飾られています。例年ゴールデンウィーク明けには撤去されるため、今回も5月8日にすでに撤去済みです。松下専務理事は「これからの季節はお子さん連れの観光も増えてきますので、安心して遊びに来れる場所であるとPRしていきたいと考えています」「2024年以降も懲りずに鯉のぼりは飾る予定です」と語りました。
画像提供:北の起業広場協同組合(公式サイト/Twitter)
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