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NHK「ノッポさん」の高見のっぽさん、“バースデー”合わせ88歳急逝を発表

謹んでお悔やみ申し上げます。

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 5月10日、NHKの教育番組「できるかな」で「ノッポさん」として長く親しまれた俳優・作家の高見のっぽさんが、心不全のため88歳で亡くなっていたことが分かりました。


高見さん(写真提供「はっとふる」)

 高見さんがノッポさんとして出演した「できるかな」は、NHK教育(現NHK・Eテレ)で1990年まで放送。

 番組には、チューリップハットを被り一切言葉を発しないノッポさん、鳴き声だけを発する着ぐるみの「ゴン太くん」、姿は見えないおしゃべり担当のナレーターが登場。ノッポさんがゴン太くんのために遊び道具を作ったり、ごっこ遊びをしたりする工作・教育番組でした。

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 最終回では、20年間無言を貫いてきたノッポさんが終盤に「あーあ、しゃべっちゃった」と初めて言葉を発し、大きな話題にもなっています。

 高見さんはほかにも、2005年にNHK「みんなのうた」で放送された「グラスホッパー物語」を自ら作詞。同曲は大きな話題と人気を集め、異例の10ヶ月ロングラン放送を記録しました。

 また、児童書などの執筆や子ども番組の放送作家としても活躍。これらの功績が称えられ、2007年にはNHKの放送文化賞を受賞しています。

 ノッポさんの公式HPを運営する「はっとふる」のスタッフに編集部が確認したところ、高見さんが亡くなったのは2022年の9月。心不全が原因だったものの、闘病期間などがあったわけではなく、直前まで元気に活動していたとのことです。

 亡くなったことは本人の希望で半年以上伏せられており、関係者で話し合った結果、高見さんの誕生日である5月10日に公表することに決めたといいます。

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