レシートで「短歌を詠む人」現る 秀逸な5・7・5・7・7に「お見事です」「スッパリ終わる感じがツボ」の声(1/2 ページ)
セルフレジで挑戦してみたい。
「レシートで短歌を詠みました」――。購入した商品を上から読んでいくと短歌になっているレシートが投稿され、「流れる様に読める」「お見事」とTwitterで話題になっています。声に出して読みたいレシートだ。
一見すると6つの商品を購入しただけのレシートですが、上から順に商品名を読んでいくと……? 「油揚げ/スライスチーズ/ミニトマト/ちくわ/こんにゃく/だいこん カット」。5・7・5・7・7の短歌になっています(※)。食べ物の名前を読んでいるだけなのにやたらと気持ちがいい!
特に後半の7・7で、食材3連からの「カット」がリズムを生んでおり、まるで「~かな」のようで味わい深い……ような気がしてきます。ちなみに、短歌に季語は必要ありません。
投稿者は、俳優でクリエイターのスミマサノリさん(@sumimachine)。リプライ欄では「情景に動きが入って句を締める、お見事です」「最後のカット で7文字に収めたところに余韻を感じます」「スッパリ終わる感じがツボでしたw」などの声が寄せられ、“いいね”は1万7000件を超えています。
なかには「セルフレジなら歌が詠めるのか……!」「俺も今度やってみよ。笑」と、やってみたくなる人の声もみられました。
なお、スミマサノリさんは、捨てられた椅子を見かけたら座るユニークな活動「捨てられた椅子に座るシリーズ」をTwitterで実施。ついに先日、通算2000脚を達成しました。
※「ベネッセ教育情報」によると、短歌や俳句では「ゃ・ゅ・ょ」は1音に数えない一方で、「っ」は1音に数えるということです
画像提供:スミマサノリ(@sumimachine)さん
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