元NHKキャスター、先天性疾患あった息子が11歳に 「子宮内でいつ亡くなってもおかしくない」経験から現在は研修医(1/2 ページ)
研修医2年目の小島さん。
元NHKキャスターで現在は研修医として働く小島亜輝子さんが5月11日にInstagramを更新。息子が11歳を迎えたことを伝えるとともに、出産した当時を振り返りました。
息子が11歳になったことを報告しながら、「息子は先天性肺疾患があるのが妊娠中のエコーでわかっていました」と明かした小島さん。「子宮内でいつ亡くなってもおかしくない、生まれてきても呼吸するかわからない、手術できてもその後の予後はわからない、と厳しい説明が続いた後の、奇跡とも言える出産と手術とNICUでの回復でした」と帝王切開での出産から手術を回想。また、息子の症状は重症だったこともあり、担当医師から「いやぁすごい。ミラクルだね、ミラクルボーイだ」と感心されたとのことです。
5年生になった息子はフィギュアスケートと受験勉強で忙しくしていることも報告。「もっと頑張れ、と言ってしまう日々ですが、生まれてきた時はその産声を聞けただけでなんて奇跡だと思い」「息子は命を授かり、私は新たな人生をもらったと感じ、感謝しました」と命を助けてもらったことを感謝し、「私が医師になると決めたのは、息子が無事に誕生してくれたからです」「息子をこの世に存在させてくれた先生方のように私も今度はあちら側で仕事をしたいと思ったからです」と当時の医師や医療スタッフたちの活躍に影響されて医師となったことも明かしました。
最後に「あっという間に11歳になってしまい、成人するのは18歳なので、子育てもあと7年か」としみじみつづりながら、「あなたが元気で息してることが、私が一番嬉しいこと。生きていてくれて、本当にありがとう」と感謝の気持ちを伝えました。
ファンからは「胸が熱くなって、勇気を頂きました」「とても感慨深く読ませていただきました」と感動したという声とともに、「勇気ももらってます。ありがとうミラクル親子!!! これからもすくすく育ち、笑顔がいっぱい咲きますますように」というエールが届いています。
小島さんは大学卒業後、2007年からNHKキャスターとして活動しており、2009年には気象予報士資格を取得。2011年には結婚を機にNHKを退職し、2012年に第1子となる男児を出産しました。
2016年からは聖マリアンナ医科大学に在籍し、仕事に加えて育児と学業を両立させる日々を経て、2022年3月に医師国家試験に合格。4月からは群馬県の病院に研修医として勤務しています(関連記事)。
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