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9年間無名で降板直前だったフライパンのキャラが突然人気に 1ツイートで“奇跡の続投”が決定した「フランちゃん」誕生の背景を聞いてみた(1/2 ページ)

藤田金属の代表取締役社長・藤田盛一郎さんに話を聞きました。

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 誕生から約9年、Twitterをきっかけとして“あるフライパンのキャラクター”に突如注目が集まりました。それを機に運営が名前を募集したところ、さらに話題を呼ぶ事態に。公募の結果名前が決定した今、この一連の出来事をどう感じているのか、ねとらぼ編集部では運営元の藤田金属(@fujita_kinzoku)に話を聞きました。

話題のキャラクター(右下)。かわいらしい(藤田金属YouTubeより)
自分の足で熱くなっちゃうことも(藤田金属YouTubeより)

 話題のキャラクターはかわいい女の子の容姿でありながら、サラダ油のような髪に、フライパンと目玉焼きのドレス、火のブーツと、常人がひらめくものとは一線を画した秀逸なデザインとなっています。あるTwitterユーザーがデザインのすごさについて投稿したところ、6万件近くの「いいね」を集める人気となりました。

 このツイートには、藤田金属も反応。藤田金属によると、約9年前から取扱説明書などで使われてきたキャラクターだったそうですが、ここまで注目を集めたことはなかったといいます。さらに「よくよく考えてみると、名前無かったって今朝気づきました。。。」とまさかの事実も発覚。こうして、急きょキャラクター名を募集することになりました。

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 締切までの間、等身大パネルを制作し会社の前に設置したり、デザインを担当したイラストレーターから連絡が入ったりするなど、うれしい出来事もありつつ、5月15日にはついに名前が決定。採用されたのは「フランちゃん」という、なんともかわいらしい名前でした。

名前が決定! よかったね
フランちゃんに決まりました!

 この発表には「フランちゃんおめでとう~」「とっても可愛い名前」といった声が寄せられ、Twitterは大盛り上がり。「おー、違和感の無いピッタリの名前だ」「フライパンとフランメ(炎)と女の子らしい音の響きの全てを兼ね備えた良い名前だ」と名前のふさわしさを評価する人も見られました。

 そんな波乱万丈なキャラクター生(?)を送っているフランちゃんですが、一体どういう経緯で生まれたのでしょうか。ねとらぼ編集部では、“誕生の背景”や“今回の反響”について藤田金属の代表取締役社長・藤田盛一郎さんに話を聞きました。

 


 

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―― どういう経緯で生まれたキャラクターなのでしょうか

藤田盛一郎さん(以下、藤田社長): 2014年に当社のPR動画を制作した際、商品を説明するキャラクターとして誕生しました。可愛かったので、その後も取扱説明書や商品のQ&Aに使用しています。

フランちゃん初登場の動画

―― 今になって話題になったことについては、どう思いましたか

藤田社長: 正直、驚きしかございません。近年の開発商品がモダンな方向なので、そろそろこのキャラクターを外そうとしていた矢先でした。

―― 今後は、今までよりもプッシュしていく予定ですか?

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藤田社長: 皆さまに名前まで決めていただいたので、今まで以上に活躍してもらいたいと思っております。

 


 

 「そろそろ降板か……?」というタイミングで幸運をつかみ、見事人気と名前を獲得したフランちゃん。今後、どのような活躍を見せるのか期待ですね。

協力:藤田金属(@fujita_kinzoku

高橋ホイコ

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