ピカチュウとコラボも! 東海道新幹線「お子さま連れ専用車両」夏休みに登場 これまでに約1万5000人が利用(1/2 ページ)
ピカ様サンバイザーかわいい。
子どもを連れたファミリーに気兼ねなく利用してほしい。そんな想いからJR東海が定期的に実施している「お子さま連れ専用車両」が、2023年8月10日から20日までの期間限定で再び登場! 今回は「ポケモン」ピカチュウとコラボしたプレゼント企画も用意されています。
お子さま連れ専用車両は、夏休みに合わせておでかけしたいファミリーに向けて、「新幹線を小さなお子さまと一緒でも気兼ねなく利用してもらたい」とJR東海が企画。設置対象となる「のぞみ」でトイレに近い12号車に設定されるなど、小さなお子さんがいても安心できるように配慮されています。
対象となる路線は東京と新大阪の区間で、8月10日から20日までの期間中、1日1本以上・指定された編成に対象車両が設けられます。
下りでは8月10日から13日までの4日間、上りでは8月15日から17日までの3日間は、設置される編成が1日あたり3本となります。詳しい運行予定表は特設サイトにて公開されています。
専用車両が設置される編成の運行時間は日によって異なり、利用するにはJR東海ツアーズのサイトにて事前予約が必要です。サービスを利用すると、乗車駅または降車駅の東海キヨスクなどで使える1000円分のクーポン(大人1人につき)がプレゼントされます。
また、今回は8月11日から13日にかけて横浜でポケモン世界大会が開催されることを記念して、「ピカチュウサンバイザー(紙製)」を利用者全員にプレゼントします。
「お子さま連れ専用車両」は利用者の声から生まれた企画
お子さま連れ専用車両が企画された経緯を、JR東海の広報室に取材しました。
きっかけは2009年に新幹線の車掌から「小さなお子様と乗車される方が、お子様が騒いだりするたびに肩身の狭い思いをされている」と意見があったことで、ファミリーで利用する人たちが「周りに気兼ねなく、安心して乗車できる」ことをコンセプトに企画の検討が行われたそうです。
その結果として、2010年から「お子さま連れ専用車両」の前身となる企画「ファミリー車両」が登場しました。
ファミリー車両の評判が良かったことから、2021年秋に「お子さま連れ専用車両」としてリニューアルされ、定期的に実施するようになりました。
JR東海によると、これまでに実施した計6回で約1万5000人が利用したそうで、利用客からは「いつもは周りの方に騒いでご迷惑をおかけしないかハラハラしながら帰省していたため、移動にストレスを感じていましたが、今回は泣き声や話し声を気にせず、気軽に乗れたので助かりました」といった声が寄せられ、「うれしいことに大変好評をいただいております」とコメントしています。
利用客の期待に応えるべく、JR東海はすでに2023年度の年末年始にもお子さま連れ専用車両の運行も決定しているそうです。
関連記事
「初めて見た」 新幹線と新幹線をつなぐ「桟橋」がSNSで話題 JR東海が語る“正体”とは
渡り板は標準装備なんですって。「シンカンセンスゴイカタイアイス」に込められたカタイ意志 「最高級のアイスクリーム」目指した創業者のこだわり
当時と変わらない味を今も守り続けているそうです。東京発・浜松工場直行 超レアな東海道新幹線「浜工新幹線」に乗ってきた 次期新幹線「N700S」も目の前に!
あの「浜工新幹線」に乗って、東海道新幹線で1つだけのアレとかワクワクなコレを見物してきました。【写真31枚】開業57年の大変化(?) 東海道新幹線の“働く人”向け新車両「S Work車両」、早速乗って分かったこと
東海道新幹線にビジネスパーソン向けの新車両「S Work車両」ができました。ビジネス向け? 私には関係ないや、と思った方ちょっとお待ちを。いろいろいいこともありそうですよ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.