老舗雑誌『クロワッサン』、既存の書籍デザインに酷似で謝罪　「許諾等は受けていなかった」（1/2 ページ）

　マガジンハウスが発行する老舗雑誌『クロワッサン』編集部は、既存書籍の装丁に酷似したデザインを表紙に使用していると指摘されていた件について、既存書籍を参考にしていたと認め、公式サイトで謝罪しました。

　問題が指摘されていたのは、7月10日に発売された『クロワッサン特別編集　大人の知的好奇心を刺激する すてきな読書。』。表紙には、同特集タイトルが記された架空の書籍デザインを使用していましたが、その架空の書籍がジャーナリストの羽仁もと子さんの著作集第19巻『友への手紙』（婦人之友社）の装丁に酷似している、との指摘が上がっていました。

　『クロワッサン』編集部は7月24日、このような指摘を受け、公式サイトに「クロワッサンMOOK表紙に関するお詫び」と題した謝罪文を掲載。「当該ムックの書籍デザインについて、『友への手紙』をもとにさせていただきました」と、指摘について事実と認めました。

　また、出版元である婦人之友社に許諾などは受けていなかったとして、「必要な手続きを怠り婦人之友社様はじめ関係者の皆様方にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びいたします」と謝罪しています。