カセットテープで絵を描く!? ボブ・マーリーやジョン・レノン、テープで描いた肖像画がレトロで渋い(1/2 ページ)
古き良き時代が垣間見れるアート。
米ニュージャージー州のフォトグラファー兼アーティスト、エイミー・コーソンさんが、カセットテープを使って描くミュージシャンの肖像画が注目を集めています。
エイミーさんは、カセットテープの中から引き出したテープを接着剤を使ってキャンバスに貼り付けて肖像画を描いています。レゲエの先駆者の一人とも言われるジャマイカのミュージシャン、ボブ・マーリーの肖像画はテープを細かくカットしたり髪の毛の部分をカールさせるなどして描かれています。
古いカセットテープで描かれているからこそ、ボブ・マーリーの肖像画からは彼が活躍した1960年代から亡く1981年までの古き良き時代が表現されているように見えます。
エイミーさんがカセットテープ・アートを手がけたきっかけは、10年ほど前に自宅の食器棚から古いカセットテープを見つけたことによるそうです。その中にあったボブ・マーリーのカセットテープを手に取ってテープを引き出してみたところ、テープがまるでボブ・マーリーの巻き毛のようだったことから、カセットテープで肖像画を描いてみることを思いついたそうです。
ボブ・マーリー以外にも英国のミュージシャン、ジョン・レノンやエルトン・ジョン、カントリー・ミュージックの第一人者と言われるアメリカのミュージシャン、ドリー・パートンなどもカセットテープだけで見事に描かれています。
黒いテープで描かれるモノクロームの肖像画はカセットテープを使っていた世代の人たちにとっては懐かしく、また新しい世代の人たちにとっては古き良き時代の渋さが感じられる作品なのではないでしょうか。エイミーさんのInstagramでは他にもカセットテープで描かれた米ミュージシャンのプリンスやロックミュージシャンのトム・ペティの肖像画が見られます。
Image credit:Amy Corson(Instagram)
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