「負けてるか……?」 格ゲーの“ここ数年で一番やり込みを問われたラウンド”がシュール過ぎる迷勝負(1/2 ページ)
1分近い睨み合いがなんとも趣深い。
“ここ数年で一番格ゲーのやり込みを問われたラウンド”として投稿された「ストリートファイター6」の切り抜き動画が、X(元Twitter)で9200件を超える“いいね”を集める人気となっています。
動画はストリーマーのハイタニさんが投稿した、ランクマッチ(ネット対戦)での1戦。ハイタニさんのエドモンド本田と対戦相手のキャミィは体力が見た目では五分となっており、それぞれ画面端で様子見をしています。お互い近距離での打撃技が強いキャラクターということもあり、近づけば均衡が崩れてしまいますが、もし1ドットでも体力をリードしていれば、このまま待っているだけでも勝利は自分のものになります。
ハイタニさんは「え……負けてるか……? 勝ってる気がするけどな……?」と終始迷いながらも、最終的に自分の勝利に全てを掛けて、そのまま様子見を選択。すると、相手のキャミィも自身の勝利を信じているようで、1分近くを残しながら、お互い膠着状態のままじっと待ち続けるシュールな事態に。
そしてジリジリと時間が経過していき……タイムアップの瞬間、勝利の女神は対戦相手のキャミィに微笑んだのでした。やり込みの差が出てしまったか~!
X(元Twitter)では「これは物差しが必要」「コンマ1ミリ差で決着した名勝負」「相手はモダンで無敵技も打てるから踏み込めばカウンターが飛んでくる。深い戦い」と、勝敗にほっこりする声や、この戦いの難しさを評価する格闘ゲームファンの声が寄せられていました。
試合展開はシュールでしたが、ハイタニさんは通称“格ゲー五神”の一角として知られる実力者。プレイヤーとして第一線をしりぞいたと自称しつつも、「ストリートファイター6」のランクマッチにおいて世界最速で全キャラでマスターランクに到達したり、7000人以上がエントリーした大会「EVO 2023」で春麗(モダン)を使用して5位タイで入賞したりと、その腕前は健在です。
ハイタニさんは上記の動画の他にも、エドモンド本田の同キャラ対戦で、開幕からシンクロ100%で“スーパー百貫落とし”でぶつけ合う、これまたシュールな名勝負も投稿。こちらでも笑いを誘い、6500件以上の“いいね”を集めています。
ちなみに、どちらの動画でもラウンドは落としていますが、試合の2本先取ではきっちり勝利をもぎ取っており、“格ゲー五神”としての風格を感じます。
※画像はハイタニさんがXに投稿した動画より引用
(物書きモトタキ)
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