6月25日、プロゲーミングチームCrazy Raccoonが主催するゲームイベント「Crazy Raccoon Cup Street Fighter 6」(CRカップ)が開催され、ウメハラ選手率いる「ビーストチルドレン」が優勝。ウメハラ選手が土壇場で見せた大逆転劇が大きな話題を呼んでいます。
CRカップはプロゲーマーから人気ストリーマー、VTuberまでさまざまな腕前のプレイヤーがチームを組んで戦う団体戦。今回は「ストリートファイター6」を使用したCRカップ初の格闘ゲーム大会で、20人のプレイヤーが4チームに分かれて5対5の団体戦を行いました。
決勝は「ビーストチルドレン」対ふ〜ど選手が大将を務める「保険適用外」に。チームとしてもウメハラ選手としても予選で敗北した相手にリベンジする形となりました。
先鋒から副将戦までを2-2で終え、勝負の行方は両大将に委ねられることに。3本先取で勝利となる中、ふ〜ど選手のダルシムがウメハラ選手のケンを圧倒し2本を先取。さらに1ラウンドを奪ってリーチをかけたあとも的確に攻撃を重ね、ウメハラ選手は絶体絶命の窮地に追い込まれます。
相手の体力はほぼマックスでウメハラ選手の体力は残りわずか。しかもウメハラ選手は一定時間キャラが弱体化する「バーンアウト」状態になっており、極めて不利な状況でした。
しかしそこから執念の粘りを見せたウメハラ選手。大きな体力差をひっくり返してそのラウンドを奪い返すとその後も立て続けに勝利。なんと3本を連続奪取し大逆転を果たしました。
開催前の準備期間中、チームごとの練習配信が盛り上がっていたこともあり、大会本番で盛り上がりは最高潮に。あまりに劇的な展開に、試合を見守っていたウメハラ選手のチームメイトも「令和の背水の逆転劇だ!」「ビースト!」「神だー!」と絶叫。Twitterでは「CRカップ」がトレンド1位を記録し、ウメハラ選手に関連するワードも軒並みトレンド入りするなど、新たな伝説の誕生に大きな盛り上がりを見せていました。
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