ニュース

遠野なぎこ、亡母の夢登場は「ストレスでしかありません」 過去の虐待と愛情のはざまで複雑「忘れていたい現実であり存在」(1/2 ページ)

壮絶な虐待を母から受けていたという遠野さん。

advertisement

 俳優の遠野なぎこさんが10月25日にInstagramとブログを更新。亡き母が夢に出てきたことをありのままに伝えたところ、事情を知らない一部のファンから誤解するようなコメントが寄せられたことについて、自身の説明不足だったことを謝罪しました。


遠野なぎこさんの投稿(画像は遠野なぎこInstagramから)

 25日のInstagram更新で、久しぶりに夢に母が出てきたことを明かしていた遠野さん。夢の中で母は大病をわずらっており、弟と「とにかく延命させよう」と泣きながら献身的に看病していたそうですが、目覚めたら涙がほおを伝っており「あぁ、母はこの世にはもう居ないんだ」ということに気付いたそうです。


幼少期の遠野さんを抱っこしている母の写真(画像は遠野なぎこInstagramから)

 これにファンからは、「親は居なくなったけど、まだ見守ってくれてるような気がしますね!」「涙が、頬を伝わっていたのが全てを物語ってる気がする 夢で会えたね! お母さんと!」と、遠野さんが母への深い愛情からこのような夢を見たのだと思い違いした声が寄せられていました。

advertisement

 遠野さんは幼少期から母にネグレクトや心理的虐待、身体的虐待を日常的に受けていたと公表しており、母とは20代後半で絶縁。虐待の影響で摂食障害や醜形恐怖症などを発症し現在も治療中であることを告白しており、2013年には自著『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』を出版しています。

 また、2023年10月にはお笑いタレントのたかまつななさんが運営するYouTube「たかまつななチャンネル」で、母から暴力を受けていた当時は他の3人の弟や妹たちが虐待を受けていなかったこともあり、殴られ続けて流血しても「私だけのことを見てくれている時間」「うれしかった」と思い込んでいたことや、母に愛されたいという希望を持ち続けていたため周りに助けを求めなかったことなど複雑な思いを明かしていました。


現在の遠野さん(画像は遠野なぎこInstagramから)

 このような背景から、遠野さんは25日の新たなブログ投稿で「誤解を招くような表現をしてしまって、ごめんなさい」とまず謝罪した上で、「母を亡くして悲しいだとか寂しいだとか一度も感じた事はありません」「夢の中でもいいから一目会いたいだなんてこれっぽっちも思いません」「何なら、ストレスでしかありません。忘れていたい現実であり、存在なのです」と現在の母への思いについて説明。

 母は2022年に当時の夫が病死した翌日に自死しており、「感想としては『やってくれたな』です」とも。また、母が夢に出てきたことは自身の意に反してのことだったとの説明が不足していたとし、「誤解を生んでしまう文章だったかもしれません」「ただ、夢のままを文章にしてしまいました。反省」とコメントしています。

 ファンからは「夢の中と現実世界って、なんで感情が正反対に出るんだろう? って気持ちになります」と遠野さんに共感する声や「私は母が亡くなりスッキリしてます あーやっと解放されるって」と同じような立場の人からの声が寄せられましたが、遠野さんは「頭では私もそう思っていて、感情が後ろ側に引っ張られているようです、、、」と今もな複雑な心境であると返答。

advertisement

 また、「万が一存命していても面倒を見る気持ちはありませんでした、、、あぁ、複雑ですね」と夢がもし現実のことだったとしても、過去の確執から夢のように献身的な看病をすることはなかったと断言していました。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  6. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  9. 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  10. 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」