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「1枚も無いと」 遠野なぎこ、遺った母子のレア写真に複雑 過去の“虐待”背景に「母への擁護意見だけはご遠慮ください」(1/2 ページ)

母は2022年に死去。

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 俳優の遠野なぎこさんが8月2日にInstagramを更新。失ったと思っていた幼少期の2ショットを公開しており、亡き母への複雑な思いを明かしました。

遠野なぎこと母
幼少期の遠野さんを抱っこしている母の写真(画像は遠野なぎこInstagramから)

 母から受けた心理的虐待やネグレクトなどについてつづった『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』を2013年に出版していた遠野さん。その影響もあり、長年摂食障害などの症状に悩まされていることを公表しています。

遠野なぎこの著書
遠野さんが母について書いた『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』(画像は遠野なぎこオフィシャルブログから)

 今回遠野さんが投稿したのは、白いワンピースを着ている自身が母に“高い高い”をされている1枚。

 「部屋の片付けをしていたら……もう我が家には1枚も無いと思っていた『“母と私の写真”』を発見」「何故か泣いてしまった。何の涙か分からない。特に分かりたいとも思わない」とわずかに遺っていた写真に複雑な思いをいだいたとコメント。過去のいきさつから「どうか母への擁護意見だけはご遠慮ください。お察し下さい」と、母親の立場へ理解を示すような類のコメントを控えるように訴えていました。

遠野なぎこ
遠野なぎこさん(画像は遠野なぎこInstagramから)

 遠野さんは2023年3月、「文春オンライン」での長尺インタビューに応じ、10年以上も絶縁状態にあった母が2022年5月に亡くなったことを告白。最後の方では「『子供を愛さない親はいないはず』と絶対言われるんですけど、いるんですよこれが」と、自身の壮絶だった体験を振り返って断言していました。

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