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“猫の手触り”再現したニッセンの「猫Feel」 社員の“偏愛”から生まれたシリーズがどんどん拡大、その裏のこだわりと工夫(3/4 ページ)

「掛け布団カバー」「シーツ」「枕カバー」「着る毛布」「スヌード」が登場、三毛猫」「黒猫」の2色が加わり4色に。

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猫も納得の再現度

 購入者の要望や社員の猫への偏愛などを詰め込んで完成した新しい毛色、新デザインの「猫Feel」は9月に発売され、売れ行きは予想以上のものだったといいます。

 「新商品発売後、当初想定を上回る数でお迎えいただいております。9月度は、当初の想定の約140%の出荷点数でした。一部、早々に売り切れてしてしまった柄やサイズもあり、急遽追加生産を決定しました」(ニッセン)

 売り切れてしまった商品は現在予約販売中。ちなみに、10月末の時点で最も売れているデザインは「スヌード」、次いで「枕カバー」、新色の「黒猫」「三毛猫」の売れ行きも好調とのことです。

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 「新商品の販売を待ってました!」など喜びの声が届いており、SNSでも新商品に関する投稿が多く見られ、アンケート結果を踏まえて追加した新毛色「黒猫」「三毛猫」については猫を飼っている人からの反響も大きかったそうです。

 「実際に黒猫、三毛猫を飼っておられる方の写真投稿が非常にかわいらしく、『猫Feel』と猫ちゃんがなじみすぎて『保護色になっている』というコメントもいただきました。猫ちゃん自身にも気に入っていただいたようで、フミフミや、毛づくろいされている動画をたくさん投稿していただいています」(ニッセン)

 どうやら猫も納得の再現度のようです。

 毛色については第1弾からこだわっていた「猫Feel」ですが、「ロシアンブルー」「スコティッシュフォールド」は毛の部分だけでなく基布(土台の布地)にもしっかり色を付け、猫の毛特有のまだらの毛の風合いを表現した一方で、新しく加わった「黒猫」「三毛猫」は毛先から根本にいくほど白くなる染色方法を採用。地肌を白く仕上げ、毛をかき分けると白い地肌が見えるリアリティを追求したとのこと。

 「このこだわりに気づいていただいたお客様から『全く一緒! 一緒なんだよー! 再現度に本気を感じる』などとSNSでご投稿いただき、非常にうれしかったです」(ニッセン)

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 購入者にも本物に寄せたいという熱意は伝わっているようですね。

白い地肌がチラ見えする状態を表現

 また、人気の新デザインについての投稿も。

 「枕カバーについては、『猫ちゃんに頬を寄せ、尻尾をにぎにぎしながら眠りにつくことができるってことよね。なにそれ最高すぎやしないか……?』と、まさに開発スタッフが思い描いた妄想と同じ反応をいただき、思わずにやけてしまったSNS投稿もございました」(ニッセン)

 さらに、「猫Feel」を愛用する人が、家族や友人、行きつけの猫カフェにプレゼントしたという投稿もあったそうです。自分だけが堪能するのではなく、大切な人に贈りたくなるほど満足できたということなのかもしれません。

次は何Feel?

 新商品の発売と同時に、ニッセンはX(旧Twitter)で、「空想上の生物でもOK。もしかして商品化も?」として、「あなたが欲しい●●feel」を募集しました(9月19日終了)。今後「猫 Feel」の新しい毛色や新デザイン、猫以外のFeelが登場するのか気になるところです。

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新商品販売と同時に実施されたSNS投稿キャンペーン

 「あなたが欲しい●●feel」にはたくさんのアイデアが寄せられ、社員で検討中だそうですが、「新商品の発売時期に関しては、未定です。新柄・新デザインに関しては、現在もSNSなどでたくさんのご要望をいただいています。試行錯誤をしながらも商品開発を進めています」とニッセン。

 「今後も、継続的にアイデアやご要望を募集していきたいと思っています」(ニッセン)とのことで、この先も猫をはじめとした「Feel」の誕生が期待できそうです。

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