村上春樹原作舞台のトークイベントで「不適切発言」 主演俳優が謝罪……「取り返しのつかない愚かな発言」(1/2 ページ)
俳優の成河さんが謝罪。
村上春樹さん原作の舞台「ねじまき鳥クロニクル」のトークイベントで不適切な発言を行ったとして、同作で主人公を演じる俳優の成河(ソンハ)さんが、自身のブログで謝罪しました。
舞台「ねじまき鳥クロニクル」は成河さん、渡辺大知さんのダブル主演で、ヒロイン役を門脇麦さんが演じています。東京芸術劇場では11月7日から東京公演が開催され、14日の終演後には成河さん、渡辺さん、門脇さんによるトークイベントが行われました。
しかし、同イベントで成河さんが女性蔑視的な発言をおこなっていたとして、SNS上では発言に対する批判の声が集まっていました。
成河さんは14日にブログを更新。「本日、11月14日の終演後トークの場で、酷く間違った不適切な表現をしてしまいました。作品をお楽しみ頂いたあとで、全てを台無しにするような表現でした。不快な思いをさせてしまった方々、せっかくの作品との出会いを台無しにさせてしまった方々、本当に申し訳ありませんでした。繊細な作品を扱っていながらの、軽率で低俗な自分の言葉づかいを、心の底から恥じ、反省をしています」と謝罪しました。
成河さんは「言いたいこと、名前をつけたい事柄については別にあった」としつつ、「それを敢えてあのような稚拙な表現で伝えようとしたのは、まさに自分自身の甘さであり考えの足りなさそのものの現れであったと、いま、思い至っています。お客さまと作品との大切な出会いを妨げてしまったこと、取り返しのつかないその自分の未熟さに、大きな後悔をしています。言葉を扱うことについて、その資格について、もう一度、真摯に自分自身を見つめ直したいと思います」としました。
最後に「今日、不快な思いをし、傷つけてしまった方々へ、取り返しのつかない愚かな発言をしてしまったこと、素晴らしい出会いを台無しにしてしまったこと、心から反省し、お詫びを申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪をしています。
舞台の公式X(Twitter)も14日、「本日終演後に開催いたしましたトークイベントにおいて、一部不適切な表現を含む発言がございましたことに対し、主催者として深くお詫び申しあげます。以後このような事がないよう、キャストスタッフ一同の意識を高め再発防止に努めて参ります」と投稿しています。
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