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YouTube、AI生成など合成コンテンツに開示義務づけ 個人の顔や声を模倣する合成映像の削除要請可能に(1/2 ページ)
数カ月以内にアップデート予定です。
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YouTubeは、AI生成コンテンツなどの合成コンテンツをアップロードする際に、投稿者に開示を義務づける方針を明らかにしました。
合成であることを明示
同サービスは数カ月以内に、視聴者が見ている映像が合成の場合はそれを明示するアップデートを導入予定。動画の説明欄に新しいラベルを表示するか、デリケートな話題の場合は動画プレーヤー上により目立つラベルを表示します。
投稿者には、AI生成コンテンツも含め、リアルに見える加工映像や合成映像を投稿する場合はその旨を開示することを義務づけ。動画アップロード時に開示を選択する新しいオプションを実装し、開示しない選択を続ける投稿者は、動画の削除や収益からプログラムの一時停止などのペナルティを受ける可能性があるとしています。コミュニティガイドラインに違反した場合は削除されます。
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人の顔や声を模倣するコンテンツへの対応
YouTubeでは、AI生成などで人の顔や声を許可なく合成したコンテンツや、誤情報を伝える目的で合成されたコンテンツについての対応方針も明らかに。数カ月以内に、特定可能な個人の顔や声などを模倣する加工・合成コンテンツ(AI生成も含む)に対し、プライバシー侵害の申し立て手続きで削除要請できるようにする予定としています。削除に当たっては、パロディや風刺かどうかなどの要因を考慮して検討するとのこと。
また提携している音楽事業者向けに、アーティスト独自の歌やラップ音声を模倣するAI生成音楽コンテンツを削除要請できるようにするとしています。
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