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「共感した」「癒やされた」――“いい人”集めてSNSで反響 「いい人すぎるよ展」生みの親に聞くアイデアの源泉(2/3 ページ)

地方開催の要望に応え、「いい人すぎるよ美術館+切ないすぎるよ博物館」として6都市で巡回開催されます。

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――開催後の反響についてどのように感じましたか。また、お客さんの反応で印象に残っていることがあればお聞かせください

明円さん 驚くほどの反響で、シェアいただいたお客様の投稿が100万再生されるみたいなことが頻発しました。そうすると、展示をこれから見る人にとってはネタバレになったりもするので、実は展示の中身を途中で新しく作り替えたりもしています。

 また、お客さんの年齢層がぐっと広くなり、こどもから、お年を召された方までたくさんの方にご来場いただいています。先日、5歳ぐらいのお子さんから、イラストつきのファンレターをいただきました。小さな子にも届くコンテンツになっていてびっくりしました。

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――明円さんは他にも「友達がやってるカフェ」など独創的な企画を実施されていますが、どのように着想を得ているのでしょうか

明円さん 「口にはしないけど、たしかに日常の中に存在する些細なこと」がとても面白いと思っています。

 「友達がやってるカフェがあってさ~って自分も行ってみたいな……」(→友達がやってるカフェ)とか「トイレのドアノブ触るのやだなー」(→やだなー展)とか「縦でも撮りますよ~って写真撮ってくれる人っていい人だなあ」(→いい人すぎるよ展)とかとか……。

 今は人の共感の数だけ、コンテンツが話題になり広がっていくというSNSの特性も相まって、そういうものが受け入れられるのかなと想像しています。

「友達がやってるカフェ/バー」
「JANAI COFFEE」は来店客の投稿が話題に

――いい人すぎるよ美術館+切ないすぎるよ博物館開催への意気込み、見どころをお聞かせください

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明円さん 今回はPARCOさんにご協力いただいたことで、今まで自分たちの力ではできなかったような表現方法にいくつもチャレンジできました。銅像とかも作りました。私史上、圧倒的に今までで一番豪華な企画展です。また地方で開催してくださいとたくさんの方からリクエストをいただいていたので、それがかなってとってもうれしいです。

 日常の小さな小さな些細なことを、美術館や博物館という壮大な形式で展示することで、また一つくだらないものができたと思います。ご来場お待ちしております。

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