「グラコロ」は当初冬メニューじゃなかった? マクドナルドに聞く「グラコロ」が冬の定番として愛される理由(1/3 ページ)
冬の風物詩だと思っていたけど……。
毎年楽しみにしているあのメニュー、子どもの頃から知っているあの商品など、“みんなが知っているアレ”はインターネットを活気づける話題の1つ。でも、身近にあるのが当たり前だからこそ、知らないことも多いんじゃないでしょうか。
そんな商品について「今さらですが、アレっていつからあるんですか?」と企業に直接聞いてみました。第1弾は、マクドナルドの冬の風物詩「グラコロ」です。
グラコロっていつからあるの?
「グラコロ」は、えびやマカロニが入ったグラタンコロッケ、キャベツ、特製ソースをふんわりとしたバンズで挟んだバーガーです。マクドナルドの「冬の風物詩」になっている期間限定メニューで、今年も11月29日から販売中。新作として、ビーフハヤシフィリングと、3種のチーズを使用したチーズソースを合わせた「濃厚ビーフハヤシグラコロ」も登場しました。
マクドナルドによると、グラコロが初めて登場したのは1993年4月20日。開発担当者がまちの洋食屋さんで出会った「衝撃的においしいグラタンコロッケ」を再現しようと考えたメニューで、「グラタンコロッケバーガー」の名前で春の期間限定商品として登場しました。
好評を博した結果、数年後に再販売が決定。アツアツの商品ということもあり、「冬の方がより楽しんでもらえるのではないか」と冬限定メニューという形で1995年に復活しました。以降は、冬の定番商品として毎年販売されるようになったといいます。
現在のような「冬といえばグラコロ!」というイメージがいつ頃生まれたのかについては、マクドナルド内にも詳しい資料が残っておらず分からないそうですが、広報担当者は「マカロニとえびが入ったコロッケのクリーミーさが“寒い季節にほっと温まる”と話題となり、冬の風物詩として定着したのでは」とコメントしています。
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