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「タローマン」監督が納骨堂のPR映像作成 → “夢の国のライド”みたいなカオス映像に 「お墓の楽しいPR動画という難しすぎる依頼を受け」(1/3 ページ)

「お墓の楽しいPR動画」という難題を、「架空の墓地」のCMでクリアする手腕。

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 「TAROMAN(タローマン)」をはじめにレトロでユニークな作品を手掛ける藤井亮(@ryofujii2000)監督が、屋内型霊園のPR動画を制作した結果、「テーマパークの乗り物の案内映像」みたいになってしまいました。もう、どこからツッコめばいいのやら。

オープニングからして既視感がすごい……

 映像は「京葉線沿線の夢の国」を思わせるお城とジングルで始まったかと思えば、「マイルス・ー」を名乗る人物が登場。マスコットキャラクターの「オマイリー君」と一緒に、アトラクション型お墓参りライドシステム「マイルス・ボーチー・ツアーズ」の案内を始めます。

オマイリー君は「合掌」がモチーフの斬新なマスコット

 アトラクションには全編4DXシステムを採用。お盆の猛暑や突然の嵐、道路の渋滞や墓地で迫り来る虫たちなど、お墓参りの“風情”をリアルに味わえ……全然ありがたくねえな。

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一応ライドとしてスリリングではある

 墓地に着いてからも、3Dロボットアームで草むしりをしたり、3Dウオーターガンで墓石を磨いたりとお楽しみ(?)は盛りだくさん。3Dメガネを装着すれば、“飛び出す故人”をダイナミックにしのべます。

スターフォックスのボスみたいにおじいちゃん登場

 「安全のための注意事項」まで完璧な映像は、旅先でのトラブルを示唆する不穏な演出でいったん終了。これがどうやって実在するお墓のPRにつながるのかは、ぜひ自分の目で確かめてみてください。

 なお、同作は東京都台東区の「蔵前陵苑」から、「お墓の楽しいPR動画」との依頼で制作されています。発注側もなかなか攻めていますが、この難題に「実在するお墓を面白く描くのはさすがに不謹慎だと思い、悩んだ末に、前半に“まちがった架空のお墓”のPR動画をつけてみました」と応えた、藤井監督がやっぱりすごい。

画像提供:藤井亮(@ryofujii2000)監督

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