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「Mステ」でナチス式敬礼の指摘、LDH所属グループのアルバム発売延期に 「歌詞・振り付けの一部を変更」(1/3 ページ)

問題視する声が広がっていました。

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 エイベックス・ミュージック・クリエイティヴらは12月25日、LDH JAPANに所属するダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のベストアルバムの発売を延期すると発表しました。同グループが12月22日に生放送された「ミュージックステーション SUPER LIVE 2023」(テレビ朝日系)で楽曲を披露した際、そのパフォーマンスの中にナチス式敬礼の振り付けが含まれていたなどとの批判を受けて(関連記事)の対応です。

 批判を集めているのは、「EXILE」「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」などで有名なLDH JAPANに所属する、ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」による楽曲「SOLDIER LOVE」。「戦士の愛」などを意味するタイトルで、歌詞の中には「上書きする地図」「ここFar east(※Far eastは極東を意味します)の地から 神風吹き荒れたなら」など戦争を想起させる言葉が多数含まれることが指摘されていました。

批判を浴びている楽曲

 「ミュージックステーション SUPER LIVE 2023」では、メンバーたちがナチスを想起させる全身真っ黒な衣装で出演。パフォーマンスの中で黒い旗をたなびかせたり、ナチス式敬礼の振り付けをしたりして大きな批判を浴びることに。「これは酷い」「倫理的にどうかしてる」「ナチズムをリスペクトするようなパフォーマンスはNG」など、問題視する声が広がっていました。

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 これらの指摘を受け、エイベックス・ミュージック・クリエイティヴとLDH JAPANは12月25日、エイベックスの公式サイトに「THE RAMPAGE BEST ALBUM『"16SOUL" & "16PRAY"』発売延期のお詫び」と題した謝罪文を掲載しました。

 両社は「この度、THE RAMPAGEの楽曲『SOLDIER LOVE』の一部の歌詞や振り付けに関し、ご指摘、ご意見をいただき、不快な思いをさせてしまっていること、ご心配をおかけしてしまっていることを心よりお詫びいたします」と謝罪。「皆様からいただきましたご指摘、ご意見を真摯(しんし)に受け止め、歌詞・振り付けの一部を変更することとなりました」と明かしました。

 また、「それにともない、修正後の作品化に時間を要するため、大変申し訳ありませんがBEST ALBUM『"16SOUL" & "16PRAY"』の発売を延期させていただくこととなりました」と発表。「発売をお待ちいただいている皆様、ならびにご心配をおかけしている皆様にはご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません」と謝罪しました。

 最後に、「今回のご指摘、ご意見を真摯に受け止め、引き続き皆様に喜んでいただける作品作りに努めてまいります。多くの方にご心配とご迷惑をおかけいたしましたことを、重ねてお詫び申し上げます」とコメントしています。

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