すかいらーく1号店が53年の歴史に幕 郊外型ファミリーレストランの先駆け(1/2 ページ)
TM NETWORK命名の地とも言われています。
ファミリーレストラン「すかいらーく」1号店が、2024年1月8日をもって閉店する。すかいらーくは全店舗を2009年までに「ガスト」に転換するなどし、ブランドとしての「すかいらーく」は消滅、現在は「ガスト国立店」として営業している。
すかいらーく1号店(現ガスト国立店)は音楽ユニット「TM NETWORK」命名の地
国立店としているが、住所的には府中市にある(店舗前に国立市との市境がある)。同店は小室哲哉さん、宇都宮隆さん、木根尚登さんの音楽ユニットを「TM NETWORK」と命名した場所と言われているいわば“聖地”だった。
すかいらーく(創業時はスカイラーク)は、1970年7月に郊外型ファミリーレストランの先駆けとして国立店を開業。以後、街道沿いに店舗を増やしてきた。社名および店名のすかいらーくは、創業地が「ひばりが丘団地」だったことと、1号店の所在地である府中市の鳥がヒバリ(skylark)であることにちなんだもの。現在はすかいらーくホールディングスとして名前を残している。
ねとらぼ編集部の取材に対してすかいらーくホールディングス広報は、「時代とともに変化するマーケットに合わせて店舗配置の最適化を進めており、新店や業態転換、閉店の取り組みを進める中でガスト国立店を閉店させていただくこととなりました」と説明。
ガストは11月末時点で1280店舗を展開しており、駅前を中心に拡大。2024年以降も出店を進めていく予定だという。
「すかいらーく1号店がオープンした1970年より、長きにわたり地域の皆様にご愛顧いただき、誠にありがとうございました。残念ながら国立店は閉店をさせていただきますが、近隣にございますすかいらーくグループのお店にお越しいただけますと大変嬉しく思います。これからもお客様に喜んでいただけるお店づくりに励んでまいります」とコメントしている。
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