石川県で災害ボランティアの事前登録開始　知事「来たるべき出番に備えて、まずは事前登録を」（1/2 ページ）

　令和6年能登半島地震を受けて、石川県が災害ボランティアの事前登録受け付けを開始しました。なお、記事執筆時点では、個人ボランティアは受け付けていないとしています。

　馳浩（はせひろし）石川県知事は、災害ボランティア参加を考えている人に向けて、「来たるべき出番に備えて、まずは事前登録をお願いします!!」とX（Twitter）で呼びかけ。事前登録は特設サイトで受け付けています。

「不要不急の移動は控えて」

　知事は、まだ被害の全容が確認できていないため、個人のボランティアは受け付けていないとして、3連休は能登への不要不急の移動を控えるよう求めています。「お気持ちは大変ありがたいのですが、能登へ向かう道路が渋滞し、物資が届かない、患者の輸送回数が減っているなど救援部隊も大変困っています」

　また「ボランティア募集の開始時期は、Xや県公式サイトなどで発信しますので、3連休中は電話での問い合わせも控えていただけると助かります」と、ネットの案内を参照するよう呼びかけています。

　義援物資については、企業・団体のみ受け付け、個人からは受け付けないとしており、企業・団体についても事前連絡をするよう求めています。石川県公式Xでは「産業展示館では直接物資を持ち込む方の対応に追われ、物資の発送作業に支障が生じています」「現場は本当に困っています」と訴えています。