約18年の時を経て完成した「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」、キャスト陣が太鼓判「完成してる! 凄かった!」「涙腺崩壊」「エンディングまで余すことなくドラマチック」:イベントレポート(1/2 ページ)
See-Sawによるエンディングテーマもサプライズ公開!
1月26日に公開される劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の公開直前記念/完成会見イベントが1月10日に東京の丸の内ピカデリーで開催。キラ・ヤマト役の保志総一朗さんらキャスト陣に加え、主題歌「FREEDOM」を担当した西川貴教さん、福田己津央監督らが登壇し、20年近い時間を経て完成した作品への思いが語られました。
福田監督「僕も7、8回見ても十分楽しめましたので皆さんなら20回ほど楽しめると思います」
ついに公開となる『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の完成を祝おうと大勢のファンで埋め尽くされた会場に、「今日はネタバレしないですからね(笑)」とあいさつに立った福田監督は、「20年越しの作品を作らせていただきました。その間に公私ともにいろんなことがありました。僕としては2、3年くらいしかたってないつもりで頑張って作りました。気持ちもだいぶ若くなりましたし、作品も若くなったらうれしいと思っております。僕も7、8回見ても十分楽しめましたので皆さんなら20回ほど楽しめると思います」とユーモアを交えながら完成を報告。
今の心境をMCから問われると、福田監督は「多くのスタッフの方が苦労してくださってようやく完成した作品なので、本来はおめでとうと言ってもらえるのは僕ではなく、映画にクレジットされてる全ての人だと思っております。変わってお礼を述べさせていただきます、本当に皆さんありがとうございます」と代表して感謝の意を表しました。
また、完成した同作について、キャスト陣はそれぞれの言葉で以下のように表現しました。
「『完成してる! 凄かった!』というのが今言える感想」保志さん(キラ・ヤマト役)
「涙腺崩壊しました。これからご覧になる方は最低3つポケットティッシュ持っていってください!」田中理恵さん(ラクス・クライン役)
「皆さん、ご安心ください、『SEED』『DESTINY』全部入ってます!」鈴村健一さん(シン・アスカ役)
「エンディングまで余すことなくドラマチック」下野紘さん(オルフェ・ラム・タオ役)
「劇場で見るべき作品。クレジットに書いてあるスタッフの皆さまの20年のたまものが集まっている」森崎ウィンさん(グリフィン・アルバレスト役)
主題歌を手掛けるアニキ、サプライズ公開されたSee-Sawによるエンディングテーマ
歴代の「ガンダムSEEDシリーズ」の楽曲を担当してきた西川さんは、今作でも主題歌を担当。
小室哲哉さんとの初コラボとなる西川貴教 with t.komuroの「FREEDOM」に込めた思いを問われると、「主題歌を担当させていただいたことに感謝しつつ、いろんな形のたくさんの皆さんの思いを楽曲を通じてお届けしたいなという気持ちと、お待たせしたファンの皆さまやこの作品を通じて過去の作品を見返していただくでもいい、そんな出会いになっていただければと思います。僕自身にとってT.M.Revolution、元をたどればTM NETWORK、いみじくも歴史をつなぎながら時代を越えた作品を届けていきたいという思いを込めています」と熱いメッセージが口をついて出ました。
また、イベント終盤では、エンディングテーマ「去り際のロマンティクス」MV(ShortVer.)がサプライズ公開。約19年ぶりに「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」のテーマソングを担当する石川智晶さんと梶浦由記さんのユニット「See-Saw」による楽曲に会場が万雷の拍手に包まれる中、作品の完成を祝う2人からの手紙が読み上げられると、福田監督は、「泣かせにきますよね、ありがとうございます。作業をしながらSee-Sawさんの曲を聞くと目に涙がたまってきたりするので、ものすごく力を感じる音楽だと思います」と喜びを語る場面もありました。
イベントの最後は、保志さんが代表して、「20年近く待ち続けた作品が完成して、見てほしい! という気持ちは十分伝わったと思うので、僕も余計なことを言わないようにと意識していました。いろんなドラマが詰まってます。今までのキャラや新しいキャラもたくさんいて、そのキャラクターのドラマも気になっていることと思います。ご覧になった後もこの後の“SEED”の世界はどうなっているんだろうとか、いろんな思いを馳せていただきたいと思います。ようやくできた喜びを1月26日以降みんなと共有したいと思いますので、楽しみにしていただければうれしいです」と、公開を楽しみに待つファンへ向けメッセージが送られた。
石川智晶(See-Saw Vocal & Chorus)コメント
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の劇場公開を前に、あらためましてこの作品に関わらせていただき本当にありがとうございます。
「ガンダムSEED」と最初に出会ったのは約20年前。長い時間を経て再び自分の手の中に戻ってくるとは思っていませんでした。ただ、あの時から地続きのように何か終わってないようなざわざわした気持ちがあったのは確かです。
楽曲の制作前に福田監督と雑談をさせていただく機会がありましたが、具体的なオーダーをあえて控えていただいたのか、「石川さんがこれまでの人生の中で感じてきたものを書いていただければいい」とおっしゃっていただきました。逆に最も大きな宿題をもらってしまった! と思いました。
ただ不思議と気負いはなく、大事なのはシナリオをなぞるだけでは出てこない「生きた言葉」をどれだけ作詞に入れられるか、そして「SEED」らしさがあるか、それだけでした。
監督はもうご存じですが、私は今回、「SEED」のお仕事を最初にいただいた時には、全く遠い存在であった人物の目線で歌詞を書かせて頂いてます。立ち姿を思い浮かべ、その背中に広がる景色を想像し始めたら、自然と或るべき場所へ導いてくれました。エンディングテーマは作品の着地点であり、未来でもありますが、最もふさわしい人とともに歩めた気がします。
『ガンダムSEED』は時代を越えても、ある種の色を持ち続けている作品だと思っています。今回の楽曲も今まで以上に驚くほど「SEED」らしさを感じるものになっています。
同じだけ時間を積み重ねてきたお客さまと、感謝と敬意を持って『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を一緒に楽しみたいと思っております!
梶浦由記(See-Saw Keybords)コメント
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』本編完成おめでとうございます!
約20年という年月が過ぎていたことがまず驚きでしたし、そして制作発表を受けてのファンの皆さまの反応の大きさに、年月を超えて強く支持されている作品なのだな、とあらためて感じ入っておりました。そして新たに紡がれる物語の最後に、See-Sawの音楽が欲しい、と言っていただけたことが本当に光栄です。作品と、そしてファンの皆さまの思いに答えられる音楽であることを祈っております。
1ファンとして、私もこの作品を待ち焦がれておりました。完成した映像を拝見できる時が心より楽しみです。
(C)創通・サンライズ
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