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JAXAの無人探査機「SLIM」が月面着陸に成功 太陽電池は発電せず(1/2 ページ)
日本では初の月面着陸。
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国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月20日0時20分に小型月着陸実証機(SLIM)が月面へ着陸したことを確認したと発表しました。日本では初の月面着陸となります。
着陸後の通信は確立しているものの、太陽電池が電力を発生していない状況で、現在は月面からのデータ取得を優先して実施しているとのこと。今後は取得できたデータの詳細な解析を進めるとしています。
月面着陸ライブ配信
SLIMプロジェクトは、将来の月惑星探査に必要な高精度着陸技術を小型探査機で実証する計画。JAXAは、この技術を実証することで、従来の「降りやすいところに降りる」探査ではなく、「降りたいところに降りる」探査へと非常に大きな転換を果たすことになると説明しています。
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SLIMは2023年9月にHII-Aロケットで打ち上げられ、12月に月周回軌道に入っていました。
25日追記
JAXAは、SLIMが当初の目標着地地点から東側に55m程度の位置で月面に到達していることが確認できたと発表。SLIMの主ミッションであった100m精度のピンポイント着陸の技術実証は達成できたものと考えられるとしています。
今後は取得できた技術・科学的データの更なる分析や、異常が発生した原因の調査を進めるとのこと。またSLIMの太陽電池は西を向いていると分析されることから、今後月面で太陽光が西から当たるようになれば、発電の可能性があるとし、さらなる技術・科学データの取得を目指し、引き続き復旧へ向けて必要な準備を行うと述べています。
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