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芦原さん急死に関する小学館編集者からの声明に漫画家から賛否 「泣いちゃった」「第三者による検証は要る」(1/2 ページ)

声明を肯定的に受け止める声がある一方。

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 日本テレビのドラマ『セクシー田中さん』の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが亡くなった問題で、原作漫画の出版元である小学館「第一コミック局」の編集者一同の声明が発表され、漫画家からも多くの声が寄せられています。


冒頭にドラマ化について作者がコメントしている漫画『セクシー田中さん』7巻(出典:Amazon.co.jp

 声明は2月8日、芦原さんが寄稿していた『姉系プチコミック』が所属する小学館第一コミック局編集者一同の名義で声明が発表されたもの。原作者の権利は絶対であり、必ず守らなければならないと、漫画家に寄り添う姿勢を表明しました。また、芦原さんの意向がドラマ制作サイドに伝わっていなかったのではないかとする疑問に対しても回答。編集者として寂しいと心の内をつづっています。

 この声明が公式サイトに掲載されると、漫画家たちからも「泣いちゃった」「少しホッとしました」「やっと血の通ったコメントが聞けた」「作家に届く心からの声が聞けてよかった」と肯定的に受け止める一方、「現場だけでなく全社的にこの考え方を浸透させて」「第三者による検証は要ると思いますよ。どうしたってポジショントークになる」「作家を一人矢面に立たせてあんたら何してたんだよ?」「本質はメディアの矢面に立たされ孤立するマンガ家のケアは誰がするのかということだった。その議論はどこへ行くんだろう」と小学館として検証や説明を要望する声も寄せられています。

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 小学館は今回の芦原さんが亡くなった件について社外発信しないと社員向けに説明したと報じられており、SNSでは多くの作家が不信感を表していました。

 8日、編集者の声明に前後して小学館も「芦原妃名子先生のご逝去に際して」とのコメントを発表。ドラマ化をめぐって起きた事態について、調査を進めているとしています。

 亡くなった芦原さんは、自身の著作である『セクシー田中さん』が日本テレビで実写ドラマ化された際に、提示していた原作順守の約束を反故にされたとして問題提起していました。

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