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能登半島地震の被害地域でGoogleストリートビュー撮影 石川県珠洲市の一部を公開(1/3 ページ)
被害の爪痕も生々しく。珠洲市との協議を経て公開の許可。
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東京大学先端科学技術研究センターは、石川県珠洲市においてストリートビューの撮影を実施。10日までにGoogleストリートビューで公開した。
撮影場所は珠洲市内全域(宝立、上戸、飯田、若山、直、正院、蛸島、三崎、日置、大谷)。1月31日から2月4日までに撮影しており、場所によっては屋根から崩れている家屋やひび割れた道路など、地震の爪痕が生々しい箇所も多い。今後随時公開していくとしている。
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同研究室が360度撮影が可能なカメラを保有していたこともあり、被害の状況を360度の動画像で記録することが適していると考え、学術的利用および被害状況の公開を目的に、路上での撮影を実施した。
Googleストリートビューでの公開に際しては、珠洲市との協議を経て許可をもらった。ストリートビューの撮影は位置情報を併せて記録する必要があるが、今回の撮影では衛星測位システムはGPSのみを用いたため、多くの箇所において位置情報の精度が不十分な箇所があるとしている。
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