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支援物資の段ボールに「熊本から応援しています!!」 熊本の動物園から石川の動物園に届いた温かなメッセージに感動の声(1/3 ページ)

支援物資は「いしかわ動物園」と「のとじま水族館」へ。

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 石川県の「いしかわ動物園」に、2016年の熊本地震で被災した「熊本動植物園」の職員から届いた支援物資のダンボールの書かれていたのは、あたたかなメッセージ。職員同士の支え合いがうかがえるエピソードがX(旧Twitter)に投稿され、感動を呼んでいます。

支援物資 「いしかわ動物園」に届いた支援物資のダンボールにはたくさんのメッセージが(提供:いしかわ動物園)

段ボール箱に書かれた応援やねぎらいのメッセージ

 支援物資を受け取ったのは、「いしかわ動物園」と「のとじま臨海公園水族館(以下、のとじま水族館)」(石川県七尾市)。のとじま水族館は1月1日に発生した能登半島地震により、建物や設備に大きな被害を受けました。ジンベエザメ2頭が9日と10日に相次いで死亡し、生存する生き物たちは県内外の施設に緊急避難。受け入れ施設のひとつが、県南部の能美市にある「いしかわ動物園」です。

 「いしかわ動物園」は震災後約1カ月の2月6日、公式Xアカウント(@ishikawazoo_jp)で、これまで応援や心配の声を寄せてくれた人々への感謝の言葉とともに、2016年の熊本地震で被災した「熊本動植物園」の職員有志から支援物資が届いたことを投稿しました。

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かつて被災した「熊本市動植物園」職員有志から届きました

 支援物資の入ったダンボールには動物のイラストと一緒に、「あせらず ゆっくり ゆっくり 前に少しずつ」「熊本から応援しています!! お体に気をつけてください!」「しっかり休もう! たくさん食べて!」「大変だと思いますが ガンバって下さい」など、応援やねぎらいの言葉がたくさん書かれています。

はげましやねぎらいの言葉が書かれています(提供:いしかわ動物園)
動物への愛を感じるイラスト(提供:いしかわ動物園)
ダンボール2つにはどんな支援物資が入っていたのでしょうか(提供:いしかわ動物園)

 「熊本地震で被災された経験から、少しでも力になりたいとのありがたい言葉に感謝してもしきれません」と投稿する「いしかわ動物園」。支援物資は同園で少し受け取り、地震での被害が大きかった「のとじま水族館」に渡したとのことです。

「熊本市動植物園」から「いしかわ動物園」、そして「のとじま水族館」へ

 震災以来「のとじま水族館」は休業し、9種62点(交雑種1種1点含む)の生き物たちを他の施設に移し(2月5日時点)、魚類を中心とした生き物の飼育環境の維持に努めながら、水族館の復旧を目指しています(再開時期は未定)。

 復旧を支援するために、日本動物園水族館協会が(JAZA)見舞金の受付を、日本水族館協会(JAA)がクラウドファンディングを実施中です。

館内でも募金箱で見舞金を受け付けています

 一方、「いしかわ動物園」は、ゴマフアザラシ2頭、コツメカワウソ2頭、マゼランペンギン8羽、計12点の動物を受け入れ、見舞金の受付や館内(動物学習センター、券売所、ズーショップ『ダン』)での募金箱の設置を行っています。園長の松島さんに支援物資が届いた状況や、現在の園の様子などについて聞いてみました。

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1月4日にゴマフアザラシのサントスとニーナ、コツメカワウソのヨツバとレベッカを受け入れました
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