サンゴ礁を守る海洋生物学者の活動にフォーカス！　好奇心旺盛に作業を見守る“魚たち”にも注目集まる【米】（1/3 ページ）

　サンゴ礁を守る海洋生物学者の活動の一部を撮影した動画がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で再生数7000回を突破しています。

美しい海と好奇心旺盛な魚たち

　動画が撮影された場所は米フロリダ州。海洋生物学者のShane Wever（シェーン・ウィーバー）さんが、絶滅の危機にあるサンゴの種「エルクホーンサンゴ」の繁殖のために用意した新しいスペースを掃除しているところです。

　シェーンさんの周りにはきれいな魚がたくさん泳いでいます。なかにはシェーンさんを怖がらずに近づいてくる好奇心旺盛な子もいますね。とっても美しい海です。

　シェーンさんはハンマーやタガネを使っているので、魚たちにケガをさせないよう、近づいてくる子たちを優しく追い払います。

サンゴ礁を守るための地道な活動

　サンゴは、産卵によって増えていく「有性生殖」のほか、幼生が基盤に着底して自分のクローンを作りながら増殖していく「無性生殖」があります。特に無性生殖は迅速に増えていくため、絶滅の危機にあるサンゴの繁殖にはもってこいです。

　シェーンさんは無性生殖のための基盤を作っており、ここにサンゴの断片を移植することで増殖させることができるそうです。サンゴ礁を守るためには、こうした地道な作業が必要なのですね。

たくさんのコメントが寄せられる

　コメント欄では「好奇心旺盛な魚たち！w　美しい光景ですね」「素晴らしい仕事だ」などの声が寄せられました。サンゴ礁を守るための地道な活動に拍手を送りたくなる動画でした。