富士山のスキー場リフトで危険行為、アルバイト従業員らによるものと判明し謝罪 「これはひどい」「ある意味バイトテロ」(1/3 ページ)
故意に上下へゆらす行為を続けた。
ふじてんスノーリゾート(山梨県)は6日、X(Twitter)ユーザーの投稿で指摘したスキーリフトでの危険行為について、危険行為をした人物が同社のアルバイト従業員だったと謝罪した。
投稿された動画ではリフトの利用者が身体を上下に大きく動かし、リフトをゆらす姿が撮影されていた。故意にゆらす行為は大変危険で、転落や大きな事故につながりかねない。通常スキー場では利用者に、そうした危険行為を控えるよう、搭乗前などに注意を呼び掛けている。
撮影された場所は富士山のふもとにある「ふじてんスノーリゾート」。3月5日に投稿者が搭乗したリフトの前方で起きた。その様子をXに投稿すると「怖すぎる…」「これはひどい」「寿司屋で醤油舐めたりするやつと同じ」と批判の声があがったほか、元索道員から「最悪滑車からワイヤー外れます」との指摘も。
危険行為を知った同社は当初、ゆらした人物について「一部のお客様」「一部の利用者」とし、注意喚起にとどまっていた。しかし調査の結果、危険行為をした利用者のうち1人がアルバイト従業員だったことが判明したと報告。「教育が不十分であったこと」を謝罪している。当該のアルバイト従業員については、厳正に処分をするとしている。
同社は「この度は、他のお客様にご迷惑をおかけし、また、お客様の安全を脅かす大変危険な行為が発生いたしましたことを深くお詫び申し上げます」「再発防止に向け、全スタッフに対し再度教育と訓練を徹底し、安全意識の向上に引続き努めてまいります」とコメント。今後は法的処置も含め顧問弁護士とともに厳正な対応を検討するとのこと。なお、リフトに関しては安全確認を実施したうえで運行している。
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