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「そこまでするなら、仕返しします」 物騒なタイトルと思いきや……島に移住した大学生の“ご近所トラブル”にほっこりする人続出(1/3 ページ)

これはうれしい仕返し。

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 「【ご近所トラブル】そこまでするなら、仕返しします」とのタイトルが付けられた動画がYouTubeで公開されています。何やら物騒なタイトルですが、どうやら投稿者さんは度重なるご近所からの“おすそ分け”にたまりかねた様子で……動画は記事執筆現在までに116万回以上再生を記録しています。

優しさあふれる“仕返し”にほっこり

 動画を投稿したのは、大学を休学して瀬戸内海の島に移住してからの日常をYouTubeチャンネル「休学して島暮らし」に投稿しているけんさん(@simagurasi-ken)。今回の動画では、以前からたびたびおすそ分けしてくれているお隣の70代のご夫婦が今回も大量のビワなどを分けてくれたため、ジャムを作って“仕返し”ならぬ“恩返し”をしようとたくらんでいます。


お隣さんがおすそ分けしてくれた大量のビワ

 まずは、変色防止のために塩水レモン水にビワを漬けた後、1つずつ丁寧に皮をむいていきます。皮を抜いたら種と薄皮も除去。地道な作業ではあるものの、特に薄皮を取り除く作業はおいしいジャムを作る上で必要不可欠とのことです。

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 その後、びわを鍋に入れて重量の40%の砂糖を加え煮詰めていきます。今回は上白糖とグラニュー糖を1対1で混ぜたというけんさん。この間に並行して、ジャムを詰めるビンを煮沸消毒しておきます。


ビワを煮詰めているけんさん

 煮詰めている途中には、あくを丁寧にすくい取っていきます。10分ほど煮詰め、ある程度とろっとしたらジャムを煮沸したビンに詰めて完成です。


完成したビワジャム  ※脱気殺菌の観点から、ジャムは熱々の状態のまま、熱いビンに詰めることが推奨されています(参考:神奈川県「農産物の上手な利用法(イチゴジャム(プレザーブ)の作り方のアドバイス)」)

 完成後は、すぐにお隣さん宅に向かいビワジャムをプレゼントしたけんさん。玄関口に出てきてくれたお隣さんは「あんた器用にいっつもするー」「売ってないのよビワのジャムなんて」と大喜びの様子。けんさんはジャムにサイダーを入れてもおいしいから、と説明しながら炭酸水もセットで渡しており、お隣さんは「お金で買えないすっごいのが……!」「ありがとう!」と重ねて感謝していました。


ジャムと炭酸水をけんさんから受け取ったお隣さん

 この動画を見たお隣さんと同じ世代とみられる視聴者からは「こんなに可愛く優しい青年がお隣なら誰もが、お世話したくなります。毎回癒やされています」とお隣さんの気持ちに共感する声が到着。他にも、「『お金で買えない』っておばちゃんの言葉、本当にその通りですね」とすてきなお返しになごむ声や「この仕返しは正当な仕返しだ。尊敬します」とけんさんの“仕返し”にほっこりする声が寄せられていました。

動画提供:YouTubeチャンネル「休学して島暮らし」さん

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