「よくこんなの作れたな」「めちゃくちゃすごい」 レゴで作った“世界最速でクリックできる装置”が500万再生の大反響(1/3 ページ)
レゴを知り尽くしてる。
レゴで製作したマウス連打装置を使って、1秒間にマウスを何回クリックできるかを競う「CPS Test」の世界記録を更新した動画がYouTubeで公開されました。何度も改善を試みてCPS(1秒間あたりのクリック数)の記録をどんどんアップさせていく情熱と執念を感じるこの動画は、記事執筆現在までに500万回以上再生されるとともに、約7万3000件以上の高評価を獲得しています。
レゴを使った装置で“世界最速”のクリックを達成
動画を公開したのは、レゴの限界に挑戦する動画を投稿しているYouTubeチャンネル「Lucas-Dynamics」(@LucasDynamic)。今回は、できるだけ速くマウスをクリックする装置をレゴで作り、世界記録更新を目指します。
まずはレゴで枠を作り、マウスを固定。先端にマウスをクリックするための装置を組み立て、モーターに取り付けた歯車にはマウスをクリックするためのスティックを装着します。こうしてスイッチをオンにすると、自動的にマウスをクリックしてくれる装置が完成しました。
これをPCにつなぎ、「CPS test」にアクセス。マウスを5秒間連打した回数から1秒あたりのクリック数をはじき出したところ8.6CPSでした。これは事前に手動で試した8.2CPSとほぼ変わりありません。
そこで、今度はクリックする角度を少し斜めに変更。すると、9.0CPSまで向上します。さらに歯車を増やしギアの回転数も増やしたところ、一気に29.4CPSまでアップしました。
しかし、アップグレードはこれでは終わりません。サイドに親指で装置をオン/オフできるボタンも設置し、モーターも回転数がもっと多いものに変更。なお、モーターの回転数は多すぎても良くないようで、速度計でチェックしながら最終的に回転数が1780rpm(rpm:revolutions per minute)のものを選びます。
さらには、動く部分が多すぎるとして装置の仕組み全体を見直すことに。マウスをクリックする部分には、蛇口のひねる部分のような形をしているレゴブロックを採用し、モーターと直結させて、1回転で複数回クリックできる仕様に変更します。マウスへのダメージも軽減させるため、モーターにゴムをかけて装置全体がクリックのために軽くバウンドするように改造。マウスへの衝撃を緩和させることにも成功しました。
ようやく最終形態となったマウス連打装置。まずは30%のパワーでチャレンジしたところ、24.4CPSという結果に。さらにパワーをあげたら53.0CPSとなり、ニューレコードを更新。あまりに早いクリックに、Webサイトの更新にラグが発生し始めます。そして100%のパワーでラストチャレンジしたところ、旧記録の倍以上となる70.2CPSで記録を更新しました!
動画を見た人からは「よくこんなの作れたな」「レゴを使っただけで、これだけのことができるなんて、めちゃくちゃすごい」「とにかく素晴らしい動画! レゴでこんなことができるなんて知らなかった」と感動する声や、「おい、レゴはこの人のスポンサーになれよ! 彼はおもちゃを使って文字通り世界記録を破った!」「7年後、10年後にオススメしたい動画はこれだ」と多くの人に見てもらいたい動画だと熱弁する声が上がっています。
なお、最後に使用した蛇口のひねる部分のようなレゴブロックは、マウスとの接触部分が擦り切れてしまっており、動画の概要欄には「試すときは気を付けて! マウスが壊れるかもしれません!」という注意喚起も。加えて「もちろん、これは公式記録ではありません」とも補足しています。
画像はYouTubeチャンネル「Lucas-Dynamics」より引用
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