ニュース

「美人女子大生も大歓迎!!」「初体験遅れてる」広告に批判 不動産会社がのぼり撤去で謝罪 「時代錯誤」「セクハラ」の声(1/3 ページ)

公式X(Twitter)で撤去を明らかにし、謝罪しました【追記あり】

advertisement

 「部屋が古くて初体験が遅れている。」――。SNS上で「時代錯誤」「セクハラ」などと批判されていた店頭ののぼりについて、不動産会社・のうか不動産(石川県金沢市)が4月15日に公式X(Twitter)で撤去を明らかにし、謝罪しました。

のうか不動産による謝罪

 のうか不動産の公式サイトによると、同社は金沢大学など市内の大学周辺の地域を中心に不動産物件を取り扱っています。SNS上では4月15日ごろから、「部屋が古くて初体験が遅れている。」「部屋がダサくて恋もできない。」などと書かれた同社ののぼりに対して、非難の声が広がっていました。

 加えて、同社の広告物にはビルに掲示された「美大生は歓迎! 美人女子大生も大歓迎!!(笑)」と書かれたものもあり、同じく批判が集まっていました。

advertisement
画像出典:ヴォイス公式サイト ※ヴォイスの公式サイトによると、ヴォイスがのうか不動産の広告戦略を担当しているという

 いずれの広告も2009年ごろから掲示されていたものの、今回複数のXユーザーの投稿が拡散され、批判の声が広がったとみられます。Xでは「不適切」「これはひどすぎる」「時代錯誤も甚だしい」「考え直したほうが良いと思う」などの声が寄せられました。

 こうした声を受け、のうか不動産の公式Xは同社の社名が記載された別ののぼりの写真を添付し、「お騒がせしておりました店頭ののぼりは撤収いたしました」と公表。「ご気分を害されたみなさまには心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。

【4月15日21時20分追記】

 ねとらぼ編集部では、該当広告の掲出開始時期や今後の対応などについて、のうか不動産に問い合わせ中です。回答があり次第、追記を予定しています。

【4月17日14時5分追記】

 ねとらぼ編集部の取材に対し、のうか不動産の広報企画室の担当者はのぼり広告、キャッチコピー看板ともに2009年ごろから掲出を開始していたと回答。「時代性やコンプライアンスなどを考慮せず、10年以上前に制作したのぼりを使用してしまっていたことに関しましては反論の余地はございません」などと謝罪しました。そのほか、取材の詳細は該当記事「『美人女子大生も大歓迎!!』『初体験遅れてる』広告にセクハラ批判 不動産会社が取材に『反論の余地はございません」と謝罪」をご覧ください。

 なお、本稿では初出時、「ねとらぼ編集部が確認したところ、いずれの広告も2010年代から存在した」と記載していましたが、正しくは「いずれの広告も2009年ごろから掲示されていた」でした。お詫びして訂正いたします。

advertisement
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  2. 高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
  3. 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  4. “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  5. 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  6. 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  7. 「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
  8. 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  9. プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
  10. 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示