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「ケンタッキー」新アプリに不満殺到 「酷すぎる」「改悪」の声…… 運営元「大変ご迷惑をおかけした」と謝罪(1/3 ページ)

運営元の日本KFCホールディングスに取材しました。

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 ケンタッキーフライドチキン(KFC)の新たな公式アプリに対して、SNS上で利用者から「酷すぎる」「ケンタッキーのアプリ改悪、歴史に名を残すレベルだと思う」など不満の声が続出しています(関連記事)。ねとらぼ編集部では、運営元の日本KFCホールディングスに取材しました。

 新アプリは4月3日以降順次サービスを開始しており、全面的に旧アプリをリニューアルしたもの。SNS上ではサービス開始後、新アプリを巡り「ログインできない」「ポイントや注文履歴が閲覧できなくなっている」「翻訳サービスのような不自然な日本語が見られる」など、混乱や批判の声が相次いでいます。

記事執筆時点ではホーム画面に、アプリやネットーダーに関する「よくある質問」が表示される。スクロールボタンとタップボタンが重なっているため、誤操作が起きやすい仕様になっている(画像出典:ケンタッキーフライドチキン公式 モバイルアプリ)

 ねとらぼ編集部が確認したところ、記事執筆時点ではすでに新アプリには一部改修が加えられているようですが、スクロールボタンとタップボタンが重なっていたり、クーポン画面では「クーポン詳細」をクリックしないとメニュー名が全て表示されなかったりなどの仕様が見られました。

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クーポン画面ではメニュー名は全て表示されない。「クーポン詳細」をクリックするとメニュー名が全て表示される(画像出典:ケンタッキーフライドチキン公式 モバイルアプリ)

運営元「大変ご迷惑をおかけした」と謝罪

 日本KFCホールディングスの広報サステナビリティ推進部の担当者は、ねとらぼ編集部の取材に対し、冒頭で「お客さまに大変ご迷惑をおかけしております」と謝罪のうえ、「お客さまからいただきましたご意見は、積極的にサービス改善に活かしてまいります」と述べています。

 担当者はアプリのリニューアルの背景について、「今回の新アプリ及びウェブサイトのリニューアルは、お客さまの利便性向上を目的に実施したもので、2024年4月3日から一部のサービスを除きリニューアルいたしました」とコメント。

 「従来のアプリとウェブサイトではご提供できるサービス内容に差がありましたが、今回のリニューアルによりログインしていただくことで、アプリでもウェブサイトでも同様のサービスをご利用いただけるようになりました。それにより、例えばスマートフォンを変更された際でもスムーズにログインができ、アプリのご利用をされなくなってもWebサイトで継続してご利用いただけるようになっております」(担当者)

 担当者は「新アプリ及びウェブサイトは新しいプラットフォームで構築していることから、お客さまのデータを移行するため、2023年9月から従来のアプリやウェブサイト内をはじめプッシュ通知やメールにて、新アプリ及びWebサイトの利用規約に基づく移行手続をご案内してまいりました」と振り返りつつも、こう述べています。

 「しかしながら、4月のリニューアル公開時に、断続的にWebサイトが開きにくい、ログインが出来ないといった事象がアクセスの集中により発生し、一部のお客さまがご自身の会員情報を確認することが出来ないケースが発生しました。現在この状況は改善されてきておりますが、お客さまには大変ご迷惑をおかけしました」(担当者)

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 「今回、新アプリ及びウェブサイトへの移行に関するご案内方法のほか、旧アプリからの仕様変更についても、様々なご意見を頂戴いたしました。お客さまからいただきましたご意見は、積極的にサービス改善に活かし、引き続き、お客さまに使いやすい、わかりやすいシステムとなるように努めてまいります」(担当者)

 一方で、例えば、「メニューを見るために『お持ち帰り』もしくは『デリバリー』を選択しないと見られず不便」といった意見に対しては、持ち帰りとデリバリーの商品価格が異なるうえ、店舗によって取り扱い商品が異なる場合もあるため、最初に選択をお願いしていると理由を説明。さらに、店内飲食については順次サービス開始を検討しており、オンラインオーダーを利用しない利用者にもメニューを見やすいよう、今後改善を考えているとしています。

 担当者は利用者に対して、「1度ログインを設定いただくと、次回以降は設定せずともお取り扱い商品や価格をご覧いただくことが出来ます。最初はご面倒をおかけいたしますが、食べたいと思った商品がお店にないなどの状況を回避するため、お手続きをお願いいたします」と呼びかけています。

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