「当店の従業員はマスクを外して業務を行います」吉野家の貼り紙が物議 全店の方針なのか聞いた(1/3 ページ)
吉野家は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行して1年が経過したことから、勤務中のマスク着用を原則不要にしたとしています。
牛丼チェーン「吉野家」が、店員がマスクを着用しない旨の貼り紙を店頭に掲示しているとしてSNSで物議を醸しています。
貼り紙には「当店の従業員はマスクを外して業務を行います。今後も徹底した衛生管理を行ってまいります」との文言と、お客様相談室の連絡先が記載されています。
SNSでは「顔の見える接客の方がいい」など賛意を示す声もありますが、「(着用したい)従業員にマスクを強制的に外させるのか」「飛沫が気になる」「感染症とは関係なく衛生管理のためにマスクをしたほうがいいのでは」といった声も寄せられています。
ねとらぼ編集部では吉野家に、全店での方針なのか、またマスクを着用したい従業員もはずさなければならないのか聞いたところ、下記の回答が得られました。
「吉野家として新型コロナウイルス感染症が5類に移行して1年が経過したことから、5月以降、勤務中のマスク着用を原則不要としました。ただし、個人の主体的な選択を尊重し、着用については個人の判断に委ねています」
また衛生管理について、同社は下記のように答えています。
「吉野家では、安全な食事をお客様に安心してお召し上がりいただけるよう、全国の店舗でさまざまな検査や点検を行っています。スタッフ一人ひとりが『食の安全』に対する意識を持ち、調理から食材の管理まで、マニュアルを遵守して徹底した衛生管理を行っています。安全・安心へのこだわりについてはHPでご確認をいただけます」
同社公式サイトの「吉野家のこだわり」ページに記載されている安全・安心への「店舗での取り組み」では、スタッフの衛生管理について「清潔な服装と身だしなみで接客いたします」「専用の洗浄液で洗っています」「粘着シートで身体に付着したほこりや髪の毛を除去し、鏡で確認してから店に立つようにしています」など説明されています。
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