同僚の飲料に体液混入疑いの元派遣社員が書類送検　住宅メーカーと派遣会社がコメント（1/3 ページ）

　「社内で性加害行為を行っている様子をSNSに投稿しているアカウントがある」との投稿が拡散した問題について、当該行為を行ったとする元派遣社員が書類送検されたことを受けて、住宅メーカーと派遣会社が先ごろ声明を発表しました。

　2024年2月に、社内で同僚の飲料などに体液を混入させる様子をSNSに投稿しているアカウントがあるとする投稿が拡散（アカウントはその後非公開に）。投稿内容から東栄住宅ではないかと指摘され、同社はその後、当局による捜査が行われているとするコメントを発表しました。

　5月に入り、同社の営業所に勤めていた元派遣社員が器物損壊などの疑いで岡山県警により書類送検されたと報道されました。

　東栄住宅はこれを受けて「被害者の方に改めて深くお詫び申し上げるとともに、お客様、地域の皆様、当社に関係する全ての皆さまに対しても、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、改めて深くお詫び申し上げます」とコメントを発表。引き続き被害者のケアを最優先に対応し、捜査に全面的に協力するとしています。

　元派遣社員の派遣元だったアデコは、当該の問題について「同社の事業所に就業していた弊社の派遣社員が関与していた事案であり、誠に遺憾です」とコメント。当該派遣社員とは雇用契約を解除し、警察の捜査に協力してきたとしています。

　「当該の元派遣社員に対しましては、今後の事案の進展を踏まえ、然るべき対応をいたします。弊社では、法令を遵守するとともに、倫理に基づき行動することを最優先事項と位置付けており、いかなる不正行為も許容しない方針を全社のポリシーとして掲げています。弊社では、今後、従業員に対するコンプライアンスおよび倫理に関する研修をこれまで以上に強化し、教育を徹底することで、再発の防止に努めて参ります」（アデコ）