過疎地域で育つ子どもたちの“しんどさ”と“機会の格差”とは 力と可能性を広げる子どもの居場所プロジェクトが支援募集中(1/3 ページ)
徳島発のプロジェクトです。
一般社団法人「うみのこてらす」(徳島県)がクラウドファンディングサイト「READYFOR」で、過疎地域に子どもたちの居場所を作り、学びをサポートするため、多機能型小規模居場所の運営拡大とオンライン学習支援体制の構築の資金を募っています。
日本の地方自治体の約半数は人口2万人以下の小規模自治体(参考:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。そんな自治体で貧困や不登校、虐待がおこったとき、人口が少ない地域ほど社会の中の選択肢がなく、一歩間違えれば居場所を失ってしまうことになるといいます。
うみのこてらすによると、子どもを支援するNPOの数は東京と地方で約3倍の差があるとのこと。10万人に対するフリースクールの数は、徳島は東京の約3分の1です。
うみのこてらすの代表理事を務める川邊笑(かわべ えみ)さんは徳島県の小さな田舎町出身。人数が少ないコミュニティーの中で、自身も息苦しさを感じていたといいます。
現在の取り組み
そんな川邊さんが2020年にスタートさせたのがうみのこてらす。現在は小学生~高校生の居場所となる「われもこう」、中高生を中心に学びの支援を行う「ゆあぷれ」、食事支援を行う「てらす食堂」の3つの取り組みを行っています。
今回のクラウドファンディングで行うこと
今後挑戦したいのは、(1)多機能型小規模居場所の運営拡大(週3日+訪問支援)と(2)オンライン学習支援体制の構築。ボランティアベースではなく仕事にして続けていくため、1つ目のゴールを350万円に設定し、日数拡大に伴うこどもたちの活動費・拠点整備費・スタッフなどの人件費を賄っていく予定です。
支援のコースは1000円~100万円まで16種類。お礼メール、公式LINE、活動報告冊子送付、活動場所や地域の案内などのリターンが用意されています。
期間は6月16日午後11時まで。目標金額を達成した場合にのみ実行者が支援金を受け取ることができる、All-or-Nothing方式のプロジェクトです。
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