人間の奥歯そっくりの歯が並ぶ“怪魚”に、クルミを与えると…… 予想外の結果に「吹いたw」「コロソマかわいいと思ったの初めて」(1/2 ページ)
木の実をかみ砕くといわれている魚です。
木の実をもかみ砕く魚にクルミを与えた際の様子が、YouTubeチャンネル「ちゃんねる鰐」で公開されました。その結果は記事執筆時点で7万4000再生を突破しており、1600件を超える“高評価”が寄せられています。
人間の臼歯のような丈夫な歯の持ち主は……
動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「ちゃんねる鰐」。投稿者の鰐(わに)さんは、2023年4月にオープンした施設「深谷爬虫(はちゅう)類館」(埼玉県深谷市)の館長さん。今回は、飼育している「レッドコロソマ」という名前の魚に、硬いクルミを与えてみました。
レッドコロソマは南米のアマゾン川流域原産の魚で、昆虫や落ち葉などを食べる雑食性の魚。野生下では、人間の奥歯に似た丈夫な歯で、硬い木の実もかみ砕いて食べるといわれており、“ナッツクラッカー”という異名もあります。
レッドコロソマ対クルミ
そんなレッドコロソマがいる水槽に、硬い木の実の代表格であるクルミを殻ごと投入。食い気十分のナッツクラッカーは、水面をただようクルミに勢いよくかぶりつきました。
口をモゴモゴ動かし、かみ砕こうとしている様子。しかし、クルミの殻はなかなか割れず原形を保っています。しっかりと口でホールドしながら水槽内を泳ぐレッドコロソマ。クルミをくわえたまま泳ぎ続ける姿は、あまりの固さに「どうしようか」と考えているようにも見えます。
歯を何度もぶつけることで殻を割ろうと考えたのか、口を素早く動かし高速でパクパクする場面も。ですがクルミは割れません。
うっかり口から離してしまうアクシデントも発生しましたが、すぐに水面まで追いかけてくわえます。どうやら、食べようという意志はまだある様子。
その後も粘ったものの、さすがにクルミは硬すぎたようで、結局はかみ砕けず食事を断念。水槽の底で大人しくしているナッツクラッカーは、どこかしょんぼりしているように見えます。哀愁とかわいらしさが同居している姿ですね
クルミを割ってあげると、おいしそうにモグモグ
このままではかわいそうなので、鰐さんは殻を砕いて中身をあげることに。水面に浮かぶクルミを発見すると、少しの間を置いてからかぶりつきました。
レッドコロソマとしては、本当に食べて大丈夫な物かすぐには判断できないため、口から出し入れして入念にチェック。食べ物と分かったら、水面をただよっている他のクルミも全て平らげました。
トマトもあげました
鰐(わに)さんによると、水族館によってはミニトマトも与えるとのこと。そこでミニトマトを投入してみたところ、レッドコロソマは瞬時に食いつき、トマトをかみつぶしてしまいました。なんという勢い。
最終的には、合計で3個のミニトマトを完食。水槽内に散ってしまったトマトの種も吸い込んでしまうほどの食い気を披露してくれました。
おいしそうに食べるレッドコロソマのあいらしい姿には、「モゴモゴモゴモゴってかわいい」「くるみ諦めた時の右下にとどまる感じがマジでブルーになっててかわいかった」「魚にも感情があるって教えてくれる」などの感想が寄せられています。
生き物たちの様子は、YouTubeの他、X(Twitter/@fukayahachu)でも公開中。YouTubeチャンネルでは、夜の爬虫(はちゅう)類館の様子や、メロンにかじりつくリクガメの豪快な姿などを見ることができます。
画像提供:YouTubeチャンネル「ちゃんねる鰐」さん
ねとらぼ動物オススメ記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.