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ニコニコ運営「広告ブロックツールで年間1億円以上の損失」 無効化やホワイトリスト登録求める(1/3 ページ)
広告収益は「クリエイター奨励プログラム」の原資にも活用しており、クリエイター奨励プログラムの奨励金を適切に分配できていないとも述べています。
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動画サービス「ニコニコ」運営元は5月27日、広告ブロックツールによって年間1億円以上の損失が発生しているとして、無効化やホワイトリスト登録を求めるコメントを発表しました。
運営元は、一部のユーザーが広告を非表示にする「広告ブロックツール(AdBlock)」を使用していることを確認しているとし、「本来表示されるはずの広告が非表示にされてしまうことで、広告収益において年間1億円以上の損失が発生しており、サービスの運営・開発へ影響が生じている」と説明。
また広告収益は「クリエイター奨励プログラム」の原資にも活用しており、クリエイター奨励プログラムの奨励金を適切に分配できていないとも述べています。
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広告ブロックツールによって一部機能や表示などに意図しない不具合が発生する場合があることも確認しているとのこと。
こうした状況を受け、運営元は広告ブロックツールの無効化、または広告ブロックツールのホワイトリストにニコニコのドメイン(nicovideo.jp)を登録するよう求めています。
その一方で、不適切な広告が表示される問題については重く受け止めており、問題のある広告が確認された際は即時停止するなど、適切な広告が配信されるよう取り組むとしています。
米動画サービスのYouTubeは、広告ブロックは利用規約違反としており、「広告ブロッカーの使用を続けると、動画の再生がブロックされることがあります」として広告を許可するか、有料プランに登録するよう促しています。
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